ワキガ完全ガイドに手術症例数も加えて更新しました。

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ワキガ臭がましになるのではなく、なくなるのが当院では日常です。

さくら美容クリニック院長の棒谷です。

ワキガ治療後1年7ヶ月の方と10ヶ月の方が検診に来られていましたがニオイも多汗も治っていて問題ないということでした。

ワキガ臭がましになるのではなく、なくなるのが当院では日常です。

ワキガの原因・診断・各治療法の違いについては「ワキガ完全ガイド」で詳しく解説しています。

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ワキガ完全ガイド|原因・治療法・剪除法を医師が解説

このページでお伝えしたいこと

ワキガ(腋臭症)の治療には、制汗剤、外用薬、ボツリヌストキシン、マイクロ波などの機器治療、吸引・シェービング系治療、外科的な剪除法などがあります。治療名だけを比較するのではなく、「何を改善する治療なのか」「アポクリン腺にどのように作用するのか」「どこまでの範囲を治療するのか」「効果と身体への負担をどう考えるのか」を理解したうえで選択することが大切です。

本ページでは、公的資料・医学論文で確認できる内容と、当院が長年の直視下剪除法で得てきた臨床経験を区別しながら、ワキガ治療をできるだけ分かりやすく整理します。

1.ワキガ(腋臭症)とは?

ワキガは医学的には腋臭症と呼ばれます。ワキには主にアポクリン汗腺とエクリン汗腺があり、ワキガ特有の臭いにはアポクリン汗腺が深く関係します。アポクリン汗腺の分泌物が皮膚表面で細菌などの作用を受けることで、特徴的な臭いが生じます。

2.ワキガと多汗症は同じではありません

ワキガ(腋臭症)の主な問題は臭い、原発性腋窩多汗症の主な問題は汗の量です。両方を併せ持つ方もいますが、治療を選ぶときには「臭いを改善したいのか」「汗を減らしたいのか」を分けて考える必要があります。

3.診断の手掛かり

湿った耳垢、家族歴、思春期以降に気になり始めた臭い、衣服への臭いの付着などは参考になります。ただし、これらだけで確定診断ができるわけではありません。特に他院治療後の再手術では、本人が気にしている臭いが残存したワキガ臭なのか、別の体臭なのかを確認することが重要です。

4.主な治療法の考え方

治療法

主な目的

アポクリン腺を直接確認

切開

特徴

制汗剤・デオドラント

臭い・汗を抑える

×

なし

使用中のコントロール

多汗症外用薬

汗を減らす

×

なし

主に多汗症治療

ボツリヌストキシン

汗を減らす

×

なし

効果には持続期間がある

マイクロ波治療

汗腺に熱作用

×

原則なし

ミラドライの日本の承認目的は原発性腋窩多汗症

吸引・シェービング系

汗腺組織を処理

×

小切開

処理範囲・程度で結果が変わり得る

直視下剪除法

アポクリン腺を直接処理

○

あり

皮膚を反転し、目で確認しながら処理

5.ミラドライはワキガ治療として承認されているのでしょうか?

ミラドライ(miraDry)は、皮膚の上からマイクロ波を照射し、腋窩の組織を加熱する治療です。日本では承認を受けた医療機器ですが、承認されている使用目的は重度の原発性腋窩多汗症の治療であり、ワキガ(腋臭症)は承認適応ではありません。

       腋臭症を対象とした臨床試験(CP-0012)

承認審査では、腋臭症患者40人を対象としたCP-0012試験も検討されました。片側腋窩をマイクロ波で治療し、反対側を無治療として臭気を比較した試験です。治療側の臭気スコアが無治療側より2点以上低かった患者の割合は、1か月後66%、3か月後39%、6か月後36%でした。

ここでいう66%は「66%の患者でワキガが治った」という意味ではありません。あくまで、設定された評価方法で治療側と無治療側に2点以上の差があった患者の割合です。

       独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA;Pharmaceuticals and Medical Devices Agency)はどのように判断したのでしょうか?

2018年5月11日の厚生労働省・薬事食品衛生審議会 医療機器・体外診断薬部会では、臭いに関する臨床試験があらかじめ設定された達成基準を満たさなかったことなどが議論され、審査上は臭いの低減効果を認めない整理となりました。部会では、適応が原発性腋窩多汗症であり、腋臭症は適応外であることも確認されています。

         「臭いがまったく減らない」という意味ではありません

一方で、マイクロ波治療で臭いが軽減する患者がいることまで否定されているわけではありません。2022年には、中等度から重度の腋臭症または多汗症患者10人を2年間追跡し、臭い・発汗の改善と、組織学的にアポクリン腺数の減少などを報告した研究もあります。ただし10例の小規模研究で、無治療対照群はありません。

          外科治療との長期比較

155人を対象とした単施設の後ろ向き研究では、マイクロ波治療と皮下掻爬術を比較し、3年後の有効な改善は皮下掻爬術90%、マイクロ波治療23%、報告された再発率はそれぞれ21%、39%でした。ただし、これはランダム化比較試験ではなく、外科治療も当院の直視下剪除法そのものではありません。

したがって、この研究結果をそのまま「剪除法90%、ミラドライ23%」と読み替えることはできません。

現在分かっていること

  • ミラドライは日本で承認された医療機器である。
  • 日本で承認されている使用目的は重度の原発性腋窩多汗症である。
  • 腋臭症を対象とした臨床試験も行われたが、承認審査で設定された臭いに関する達成基準は満たさなかった。
  • 一方、マイクロ波治療による臭気改善やアポクリン腺減少を報告した研究もある。
  • 現在も日本で腋臭症がミラドライの承認適応として追加されたわけではない。

「切らないこと」と「臭いを減らすこと」は別の評価軸です

切開を伴わない治療には、傷跡を避けやすいという大きな利点があります。一方、外科治療には傷跡、血腫、感染、皮膚障害、色素沈着、瘢痕などのリスクがあります。治療を選ぶ際は、傷の少なさだけでも、臭いの改善だけでもなく、期待できる効果、侵襲、合併症、ダウンタイム、再治療の可能性を含めて考える必要があります。

6.アポクリン腺を直接確認して除去する外科治療

外科治療では、皮膚を切開して反転し、皮膚の裏側にあるアポクリン腺を直接確認しながら除去する方法があります。206例を対象とした報告では、平均18.1か月の追跡で97%が臭気除去について良好な結果と評価されました。ただし、この成績は一つの術式・施設の報告であり、すべての剪除法にそのまま当てはまる数字ではありません。

また、40研究をまとめた2017年のシステマティックレビュー・メタ解析では、再発率は外科治療3.0%、脂肪吸引5.5%、レーザー8.2%と報告されました。ただし複数の外科術式をまとめた解析であり、「剪除法を行えば再発率が3%」という意味ではありません。

7.剪除法なら、どこで受けても同じなのでしょうか?

当院では、同じ「剪除法」という名称でも、治療範囲、アポクリン腺の処理の程度、皮膚の固定方法、術後管理によって結果は変わり得ると考えています。現行の当院ホームページでも、剪除法であれば自動的に十分な結果になるのではなく、アポクリン腺を丁寧に確認しながら処理することを重視しています。

そのため当院の手術は短時間で終えることを目的としていません。現在の案内では施術時間を約2時間半~5時間としており、アポクリン腺の処理だけでなく、術後に皮膚をできるだけ良好に治すための工程にも時間をかけています。

また傷跡をよりきれいに治すため手術後2年間は無料で検診を行っています。

8.ワキ毛の範囲=アポクリン腺の範囲ではありません

当院で皮膚を反転し、アポクリン腺を直接確認しながら手術していると、アポクリン腺がワキ毛の範囲を越えて広がっているケースを多く経験します。ワキ毛の範囲、あるいはそれより少し広い範囲だけを治療範囲として設定した場合、実際のアポクリン腺分布がさらに広ければ、治療範囲外に腺が残る可能性があります。

当院では術前マーキングを絶対的な境界とはせず、術中に実際のアポクリン腺分布を確認し、必要に応じて追加麻酔を行い、剥離・剪除範囲を広げます。

図:青=ワキ毛の範囲、緑=一般的に設定されがちな治療範囲、赤=実際に確認されるアポクリン腺の範囲。副乳がある場合は、副乳部分に存在するアポクリン腺まで処理するため、その部分のみ手術範囲を局所的に拡大しています。

9.副乳がある場合

ワキの近くに副乳がある方では、副乳部分にもアポクリン腺が存在することがあります。副乳は必ずしも乳房のような膨らみを伴うものではなく、皮膚表面にごく小さな乳頭様の隆起として見える場合もあります。

【当院での術中所見】

当院では実際の手術中に、副乳部分にもアポクリン腺が存在する症例を経験しています。この場合、副乳部分に存在するアポクリン腺まで十分に除去しようとすると、その部分だけ通常の手術範囲より少し広く処理する必要があります。そのため、結果として副乳がある部分では手術範囲が局所的に外側へ広がることになります。

【当院の手術方針】

当院では、あらかじめ決めた範囲だけを一律に処理するのではなく、手術中に実際のアポクリン腺の分布を確認しながら、必要に応じて手術範囲を調整しています。

10.治療後に再び臭いが気になる理由をどう考えるか

他院治療後に「最初は臭いが減ったが、しばらくしてまた臭うようになった」と相談されることがあります。当院の再手術経験では、一度除去されたアポクリン腺が新たに大量に再生したというより、治療範囲内に十分処理されなかったアポクリン腺が残っている、または治療範囲そのものが狭く範囲外にアポクリン腺が残っている、という残存・取り残しが原因だと考えています。

当院の臨床的観察・仮説

他院治療後に一時的に臭いが軽減した後、再び気になるようになるケースについて、当院では、治療による組織への影響で残存アポクリン腺の機能が一時的に低下し、その後の組織回復に伴って機能が戻っている可能性が高いと考えています。

要はアポクリン腺の取り残しがあるのです。一時的なアポクリン腺の機能低下については当院の臨床的観察からの仮説であり、確立した医学的機序として記載するものではありません。

11.当院が多数のアンカー縫合を行う理由

アポクリン腺を十分に剪除した後の皮膚は、下床の組織と良好に接触して治癒していく必要があります。当院では、皮膚と皮下組織のずれや死腔をできるだけ減らすため、アンカー縫合を細かく多数行います。

  • 皮膚と皮下組織のずれを防ぐ。
  • 死腔をできるだけ少なくする。
  • 血液や浸出液がたまるスペースを減らす。
  • 剪除後の皮膚と下床との接触を保つ。

また、多数のアンカー縫合による小さな針穴が微細な排液路として働き、血液や浸出液の貯留を減らす方向に働くのではないかと経験的に考えています。この点は当院の術式上の考え方であり、一般化された医学的事実とは区別して説明します。

12.大きなドレーンを原則として使用しない理由

当院では現在の剪除法で原則として大きなドレーンを留置していません。長年の経験から、ドレーンが皮膚と皮下組織の間に介在することで周囲に隙間が生じたり、状況によっては密着を妨げたりする可能性を考えているためです。大きなドレーンで排液するより、アンカー縫合で死腔そのものをできるだけ作らず、皮膚と皮下組織を密着させる方法を選択しています。

13.「しっかり取る」と「しっかり治す」

当院のワキガ手術で重視しているのは、「しっかり取ること」と「しっかり治すこと」の両方です。

実際のアポクリン腺分布を確認して必要な範囲を処理するだけでなく、剪除後の皮膚を下床に密着させ、血腫やずれを防ぎ、術後の安静を保って治癒を助けるところまでを一つの手術として考えています。

14.当院のワキガ手術実績

2005年~2026年9月30日  院長本人執刀 累計2,263件

【当院の診療実績】

さくら美容クリニックは2005年10月に広島で開院し、以来ワンドクターでワキガ手術を行ってきました。

2005年から2026年9月30日までに、院長本人が執刀したワキガ手術は累計2,263件です。

当院では、1回の手術でワキガの原因となるアポクリン腺を可能な限り取り残さず、再発させないことを目標として、アポクリン腺を直接確認しながら実際の分布に応じて必要な範囲を処理しています。

年別手術件数

年件数年件数
20059201622
200680201752
2007113201843
2008119201986
2009962020182
2010852021186
2011642022165
2012642023175
2013592024183
2014542025238
2015292026年1~9月159
  累計2,263件

※すべて院長本人の執刀件数です。
※2026年は9月30日までの実績です。

手術件数だけでは表せない「1件にかける時間」

【当院の手術方針】

当院のワキガ手術の特徴は、手術件数だけでは十分に表すことができません。

剪除法の手術時間については、一般に両ワキで1~2時間程度としている医療機関が多くみられます。一方、当院では通常、1件の手術に約2時間半~5時間をかけています。アポクリン腺の分布が広い症例などでは、約6時間を要したこともあります。

これは、単にゆっくり手術をしているという意味ではありません。

当院では、皮膚を反転してアポクリン腺を直接確認し、あらかじめ決めた範囲だけではなく、実際にアポクリン腺が存在する範囲に応じて必要なところまで処理します。

さらに、アポクリン腺を除去した後も、皮膚を良好に治癒させるため、多数のアンカー縫合を行い、皮膚とその下の組織をできるだけ密着させる工程にも時間をかけています。

2005年から2026年9月30日までの2,263件は、こうした約2時間半~5時間、症例によっては約6時間を要する手術を、院長本人がワンドクターで行ってきた件数です。

当院では、1日にできる手術件数を増やすことよりも、1件の手術に必要な時間をかけ、アポクリン腺を可能な限り取り残さないことを優先してきました。

2020年以降、手術件数が増えている理由について

【院長の臨床経験からの考察】

年別の手術件数を見ると、当院では2020年以降、ワキガ手術の件数がそれ以前と比べて大きく増えています。

当院では開院当初から、ワキガを再発させないことを目標として、アポクリン腺を直接確認しながら、必要な範囲を丁寧に時間をかけて処理する手術を行ってきました。

しかし、このような手術方針や実際の治療内容が広く知られるようになるまでには、長い時間がかかったと感じています。

その後、実際に当院で手術を受けられた方がご自身のブログで治療経過を紹介されたり、口コミやYahoo!知恵袋などで当院のワキガ手術についての情報が掲載されたりするようになり、インターネットを通じて当院の手術を知って来院される方が増えてきました。

2020年以降の手術件数の増加には、こうした患者さん自身による情報発信や口コミによって、当院の手術方針や治療内容が徐々に知られるようになったことも関係しているのではないかと考えています。

※これは手術件数増加の原因を客観的に調査した結果ではなく、長年診療を行ってきた院長としての実感・考察です。

当院で確認している術後経過

医学研究として「再発率0%」を証明したものではありませんが、2005年から2026年9月30日まで院長本人が2,263件のワキガ手術を行ってきた中で、当院が把握している限り、ワキガ臭の残存・再発が客観的に確認された症例はありません。

→ 当院の直視下剪除法について詳しくはこちら

15.当院の直視下剪除法:実際の手術の流れ

  1. カウンセリング:ワキガ・多汗症の程度、過去の治療歴、皮膚状態を確認し、効果・傷・ダウンタイム・リスクを説明します。
  2. マーキング・局所麻酔:ベッドに寝た状態で手術範囲をマーキングし、局所麻酔を行います。
  3. 切開・剪除:ワキのしわに沿って約3~4cm切開し、皮膚を反転してアポクリン腺を直接確認しながら処理します。
  4. アンカー縫合・閉創:皮膚と下床を密着させるように多数のアンカー縫合を行い、切開部を縫合します。
  5. 圧迫固定:タイオーバー(綿)で圧迫固定します。
  6. 固定除去:通常、術後3日目または4日目に来院して固定を外します。
  7. 抜糸:固定除去から約1週間後(手術から10~14日頃)を目安に行います。

現在の当院案内では、カウンセリング・手術・固定除去・抜糸で最低4回の来院が必要としています。手術時間は範囲や再手術かどうかなどで異なりますが、約2時間半~5時間を目安としています。

傷の経過によってはその後にも通院が必要になることがあります。

傷跡をよりきれいに治すため手術後2年間は無料での検診・治療を行っています。

16.なぜ術後の安静が重要なのか

術後早期は、剥離した皮膚が下床に再び生着していく重要な期間です。腕を大きく動かして皮膚にずれが生じると、出血、血腫、皮膚の生着不良などにつながる可能性があります。そのため当院では術後安静を重視しています。

  • 抜糸が終わるまで(手術から10~14日程度)は、腕を90度以上挙げない。
  • 重い物を持たない。
  • 車・自転車の運転を控える。
  • スポーツを控える。
  • 抜糸までは前開きでゆったりした服を選ぶ。

17.傷跡と主なリスク

剪除法は切開手術であり、傷がまったく残らない治療ではありません。色素沈着、赤み、硬さ、つっぱり、凹凸、肥厚性瘢痕・ケロイド、血腫、感染、創離開、皮膚の生着不良などが起こる可能性があります。効果だけでなく、こうした外科手術特有の負担を理解したうえで治療を選ぶ必要があります。

18.遠方から来られて治療を受ける場合

当院には遠方から来院される方も多くおられます。通常の経過で、抜糸後に通院が難しい場合には、写真を送っていただき経過を確認し、必要な指示を行うことがあります。ただし、傷の状態によっては予定外の直接診察が必要になる場合があります。また、診断・説明・術後制限を十分理解していただく必要があるため、基本的にはカウンセリング当日の手術はおすすめしていません。

どうしてもカウンセリングと手術を同日に行いたいという場合はメールや電話等で事前確認を行ったのちカウンセリング当日の手術を行うケースもなかにはあります。

19.他院治療後の再手術

機器治療、吸引・シェービング系治療、剪除法などの後にも臭いが気になるとして相談される方がいます。再手術では瘢痕や癒着、既存の傷、血流などの条件が初回手術とは異なります。また、まず現在感じている臭いが残存したワキガ臭なのかを確認することが重要です。

当院では他院手術後の再発のケースも多数の治療経験があります。

20.子どものワキガ

年齢だけで一律に手術の可否を決めるものではありません。ワキガであることは確かなのか、本人の理解が得られるのか、局所麻酔や手術を受けられるか、術後の安静を守れるか、保護者が術後管理を理解しているかなどを総合的に判断します。

  お子さんのワキガ治療についてよくいただく質問にお答えします。

  Q1.小学生でも手術はできますか?
  A1.ワキガ手術に年齢制限はとくにありませんので、臭いが気になっていて局所麻酔の痛みや手術中安静にできるのなら小学生でも治療は可能です。実際には高学年にならないと難しいと思います。

  Q2.小学生(中学生)でワキガ手術を受けても、成長の過程でまたワキガが再発することはありますか?
  A2.以前は、成長期の手術に関しては再発の可能性がある旨お話をしていましたが、当院で手術を受けられた方の再発がこれま    で確認できていませんので、今は成長期であっても丁寧な手術を行えば再発しないものと考えています。

  Q3.生理がまだ始まっていないのですが、ワキガ手術は受けられますか?
  A3.生理が始まっていなくても手術は可能です。

  Q4.わき毛がまだ生えていないのですが、ワキガ手術は受けられますか?
  A4.アポクリン腺汗腺を直接目で確認しながら除去しますので、わき毛が生えていなくてもワキガ臭がはっきりしていれば手術は可能です。

  Q5.手術は痛いですか?術後の痛みはどの程度ですか?子供でも耐えられるか心配です。
  A5.局所麻酔をして手術を行いますので、手術中ずっと痛いというわけではありませんが、手術を始める時に針を刺す痛みがあ    ります。術後はある程度の期間痛みがありますが、その感じ方もさまざまです。飲む痛み止めと座薬の痛み止めを処方しております。

  Q6.体育や部活はいつからできますか?
  A6.手術→固定の除去(術後3日目または4日目)→抜糸(固定除去から約1週間後)の流れで行いますが、抜糸を行った翌日からスポーツは可能です。

  Q7.水泳の授業のときやノースリーブを着た時にワキの傷は目立ちますか?

  A7.手術後は半年以上色素沈着がおこるかもしれません。通常は半年~1年ぐらいで徐々に落ち着いていきますが、なかには消えにくい方がいらっしゃいます。

  Q8.ワキガ治療を考えていますが、いつまでにカウンセリングの予約を取ればいいですか?
  A8.1~2ヶ月先でも手術希望の日が空いていないこともありますので、手術日が具体的に決まっていなくてもまずはお早めにお子様と一緒にカウンセリングにお越しいただければと思います。

  とくに春休みや夏休み、年末などの大型連休は手術予約が大変混み合いますので、その時期に手術を検討されている場合は数ヶ月前や半年前にカウンセリングにお越しいただいても構いません。 

  まずはお早めにカウンセリングを受けておかれることをおすすめします。

21.よくある質問

Q.汗が多いとワキガですか?

いいえ。多汗症とワキガは別の状態ですが、両方を併せ持つ方もいます。

Q.耳垢が湿っていれば必ずワキガですか?

診断の手掛かりにはなりますが、それだけで確定はできません。

Q.ミラドライはワキガの承認治療ですか?

日本で承認されている使用目的は重度の原発性腋窩多汗症です。腋臭症は承認適応ではありません。

Q.剪除法ならどこで受けても同じですか?

同じ名称でも、治療範囲、処理の程度、固定方法、術後管理などは異なり得ます。

ドクターによっても治療内容は異なります。

当院は2005年10月に広島で開院以来ワンドクターで手術を行っています。

Q.手術すれば汗は完全に出なくなりますか?

汗を完全にゼロにすることを目的とした手術ではありません。

Q.他院治療後でも再手術できますか?

診察のうえで判断します。臭いの種類、過去の治療範囲、瘢痕や皮膚状態などを確認します。

Q.遠方からでも受けられますか?

可能ですが、カウンセリング、手術、固定除去、抜糸など複数回の来院が基本です。

22.まとめ

ワキガ治療では、「切るか切らないか」だけでなく、何を目的として、どこまでの範囲を、どのように処理するのかを考えることが重要です。ミラドライには切開を避けられる利点があり、臭気改善を示した研究もありますが、日本での承認目的は原発性腋窩多汗症です。一方、外科治療は傷やダウンタイムを伴いますが、アポクリン腺を直接確認しながら処理できるという特徴があります。

当院では、実際のアポクリン腺分布を直視下で確認し、必要に応じて治療範囲を調整すること、そして十分な剪除後に多数のアンカー縫合と術後安静によって皮膚をできるだけ良好に治癒させることを重視しています。

当院では2005年の開院以来、院長本人が直視下剪除法によるワキガ手術を行っており、2026年9月30日までの執刀件数は累計2,263件です。これまでの診療経験と実際の術中所見をもとに、アポクリン腺の分布を直接確認しながら必要な範囲を処理することを重視しています。

参考資料

関連情報

執筆・監修:さくら美容クリニック院長 棒谷智之

医師経歴

1983/04大阪市立大学医学部入学
1989/03大阪市立大学医学部卒業
1989/06大阪市立大学医学部第2外科
1995/04東九条病院
1997/04城本クリニック(2005/10 城本クリニック広島院)
2015/07さくら美容クリニック

公開日:2026年9月26日
更新日:2026年9月28日(見出し・関連リンク等の整備)

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