『ワキガ治療を受けたものの効果がなかった』
『広告とは異なる高額の施術をしつこくすすめられた』
『効果がなかったと伝えると何度も治療が必要と言われて受けたのに効果がなかった』
カウンセリングに来られた患者さんからいろんなお話を聞きます。
厚生労働省が美容医療を受ける前のチェックポイントを公表しています。
公表されているチェックポイントのHPはこちらです。
ちなみに当院のワキガ治療は保険でなく自費診療ですが、多くの患者さんに支持されています
『ワキガ治療を受けたものの効果がなかった』
『広告とは異なる高額の施術をしつこくすすめられた』
『効果がなかったと伝えると何度も治療が必要と言われて受けたのに効果がなかった』
カウンセリングに来られた患者さんからいろんなお話を聞きます。
厚生労働省が美容医療を受ける前のチェックポイントを公表しています。
公表されているチェックポイントのHPはこちらです。
ちなみに当院のワキガ治療は保険でなく自費診療ですが、多くの患者さんに支持されています
さくら美容クリニック院長の棒谷です。
今回の他院術後で東京の方で再発というより、はじめからアポクリン腺の取り残しがあるケースです。
手術を1回で行わず、2回に分けた上にその半分の手術も不完全なケースです。範囲が広いので2回にわけると説明を受けたそうです。
このクリニックの術後再発のケースもかなり手術しましたがかなりこうしたケースがある印象です。
術前のワキは
このピンク色部分だけが手術されています。
マークすると
わき毛はドーナツ状に残っており、外側は丸々残っています。
『内側は圧迫できないので取りきることができない』と説明を受けたそうです。
2回に分ける理由はおそらく治療金額の問題だと患者さんは考えられているようでした。保険で治療は受けられています。
切開しアポクリン腺を露出
内側の奥にアポクリン腺がたくさん残っています
外側は手術を受けていませんのでまるまるアポクリン腺が残っています。
アポクリン腺を確認しながらアポクリン腺があるところまで剥離し指を入れると
内側は
外側は
どちらも毛の範囲を超えて剥離しているのがわかります。
アポクリン腺をすべて除去
内側の奥
外側
アポクリン腺を除去した範囲をアンカー縫合
術前の写真をもう一度提示すると
縮尺が違いますが前回手術より明らかに広く手術しているのがわかります。
これでワキガは治ります。
さくら美容クリニック院長の棒谷です。
今回も他院術後再発です。
前回は保険を使って剪除法を受けられています。
切開してアポクリン腺を露出
瘢痕でわかりにくいですが、奥をさらに剥離していくと明らかにアポクリン腺が残っています。
写真でもわかるアポクリン腺部分にマークしてみると
わき毛も多量に生えていますのでアポクリン腺が残っていることは予想されましたがはっきりわかります。
すべて丁寧に除去
このように瘢痕ごときれいに除去するにはテクニックも根性も必要です。
そして細かくアンカー縫合
今回の手術でワキガは治ります。
さくら美容クリニック院長の棒谷です。
今日の方は関東の方で他院剪除法術後再発の方でした。
診察した時にワキガ臭がはっきり残っているのがわかりました。
なぜそのクリニックで手術を受けたのか尋ねたのですが『そこで何千人もワキガ手術を受けているから』ということでした。
保険を使って安く手術が行えることを宣伝文句にしているようです。
切開してアポクリン腺を露出
アポクリン腺にマークすると
はっきりたくさん残っています。
ということは・・・何人何百人何千人再発しているのか心配ですね
アポクリン腺をすべて除去
そして丁寧にアンカー縫合
アポクリン腺をきちんと除去すればワキガは治ります。
さくら美容クリニック院長の棒谷です。
前回は保険診療で剪除法手術を受けられています。
ご本人が言われるに前回の手術は両脇で40分から1時間の手術で範囲は500円玉くらいだったということでした。
保険を利用したワキガ手術が悪いわけではありません。
アポクリン腺がきちんと除去できていないことが問題なのです。
切開してアポクリン腺を露出
膜がかぶっていてわかりにくいのでアポクリン腺が透けているところに赤マークをつけると
こちらの方がわかりやすいですがマークすると
黄色いのは脂肪です。マーク部分だけアポクリン腺が残っているのではなく、この脂肪の下にもアポクリン腺は残っています。
すべて丁寧に除去すると
今回の手術は3時間以上かかりました。500玉10個分以上の範囲はあったと思います
たまに当院のホームページでワキガ手術が保険で治療できると見たので保険でわきが手術を受けたいというお問い合わせがあります。
わきがの剪除法自体は保険で手術を行っているところもありますが、当院は保険診療機関ではありませんのでワキガも保険診療は行っておらず、ホームページにも保険を使って診療しているとは記載していません。
見られているのはおそらく名前の似た他のクリニックのホームページです。
当院は広島にしかなく、他の地域でさくら~~と名前がついているクリニックがあっても当院とはまったく関係がありません。
ネット検索で並んででてきてもアドレスを見ていただけば違いますし、そもそもホームページ内の電話番号も違うと思います。
当院のわきが手術はアポクリン腺はすべて取り除いています。このため当院でワキガ手術を行ってワキガが再発した方はおられません。
もしワキガ手術の説明で
『効果が確実で再発もほとんどない』という説明は要は再発することがあるということです。
『直接見ながら取り除くので、ほとんど取り残しがありません。』という説明があれば、要はすべて取り除かれていない=臭いが残るということを意味しています。
『通常の剪除法は4~5cmの皮膚を切開しますが、傷跡がより目立たなくなるように、2~3cm程度の出来るだけ小さい切開で行います。 』という説明を行っているところもあるようですが、当院では切開はできるだけ小さくしますが、2cmで行うことはありません。2cmだと周囲を充分はがすことができず、結果的にアポクリン腺を取り残しますので、アポクリン腺をすべて取りきれる長さで最小限の切開で行うようにしています。
剪除法がもっとも確実なワキガ治療ですが、ワキガが完全になおるかどうかは完全にドクターの技量によります。
ほとんどとか7割よくなるとか9割良くなるとかいう説明の場合は実際には多くの人が再発していても患者さんにはわかりません。
充分確かめて手術を受けられることをおすすめします。
ブログやホームページを見てご連絡いただき、当院でわきがを保険診療で治療できるかどうかだけをメールやお電話でお尋ねいただくことがありますが、以前にもわきが手術の保険診療は行っていないことをお伝えさせていただいておりますように、わきが手術の保険診療は行っておりません。
保険を使ったわきが手術は方法としては当院で行っている剪除法と術式としては同じ方法です。
保険と自費だから異なるわけではありませんが、剪除法でもドクターによって結果が大きく異なります。
以前のブログ 『剪除法によるわきが手術はどこで受けても同じ?』
また保険診療と自費診療は混在できません。
保険で使えない薬を使用した場合、それを自費で別途請求することは認められていません。
当院ではわきが臭をなくすだけでなく、できうる限り傷をきれいに治すためにいろいろな薬剤やサプリメントを使用することもあり、自費で診療を行っています。
さらにははじめに支払う費用だけで比較することも的を得ていないと思います。
当院では通院で治療を行っていますが、保険診療で必ず入院させて治療をする施設もあります。
通院で診療していて特に大きなデメリットを感じていません。手術後の診察費用も術後2年間はいただかないことにしています。
入院させること自体が悪いわけではありませんが、費用はより高くなり、入院期間は当然仕事を含め、他のことが何もできなくなり、その分の社会的な損失が増えますし、保険診療ではその後の通院費用もかかるので、単純に保険診療が安くすむというわけではありません。
他院でワキガ手術を受けたもののワキガが治らずに当院で再手術を受けられる方が非常に多いのですが、1回の手術で治らなければ、安くてもまったく意味がありません。
しかも当院のワキガ手術の費用よりずっと高額なワキガ治療を受けられているケースもたくさんあります。
はじめにかかる費用のことだけを考えるのではなく、目に見えない部分のトータルのコストやきちんとわきがが治る手術なのかどうかなどをしっかり確認した上でクリニックや手術方法を選ばれることをおすすめします。
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