何千人もワキガが再発??

さくら美容クリニック院長の棒谷です。

今日の方は関東の方で他院剪除法術後再発の方でした。

診察した時にワキガ臭がはっきり残っているのがわかりました。

なぜそのクリニックで手術を受けたのか尋ねたのですが『そこで何千人もワキガ手術を受けているから』ということでした。

保険を使って安く手術が行えることを宣伝文句にしているようです。

切開してアポクリン腺を露出

アポクリン腺にマークすると

はっきりたくさん残っています。

ということは・・・何人何百人何千人再発しているのか心配ですね

アポクリン腺をすべて除去

そして丁寧にアンカー縫合

アポクリン腺をきちんと除去すればワキガは治ります。

当院ではわきが手術の保険診療はできません

ブログやホームページを見てご連絡いただき、当院でわきがを保険診療で治療できるかどうかだけをメールやお電話でお尋ねいただくことがありますが、以前にもわきが手術の保険診療は行っていないことをお伝えさせていただいておりますように、わきが手術の保険診療は行っておりません。

保険を使ったわきが手術は方法としては当院で行っている剪除法と術式としては同じ方法です。

保険と自費だから異なるわけではありませんが、剪除法でもドクターによって結果が大きく異なります。

以前のブログ 『剪除法によるわきが手術はどこで受けても同じ?』

また保険診療と自費診療は混在できません。

保険で使えない薬を使用した場合、それを自費で別途請求することは認められていません。

当院ではわきが臭をなくすだけでなく、できうる限り傷をきれいに治すためにいろいろな薬剤やサプリメントを使用することもあり、自費で診療を行っています。

さらにははじめに支払う費用だけで比較することも的を得ていないと思います。

当院では通院で治療を行っていますが、保険診療で必ず入院させて治療をする施設もあります。

通院で診療していて特に大きなデメリットを感じていません。手術後の診察費用も術後2年間はいただかないことにしています。

入院させること自体が悪いわけではありませんが、費用はより高くなり、入院期間は当然仕事を含め、他のことが何もできなくなり、その分の社会的な損失が増えますし、保険診療ではその後の通院費用もかかるので、単純に保険診療が安くすむというわけではありません。

他院でワキガ手術を受けたもののワキガが治らずに当院で再手術を受けられる方が非常に多いのですが、1回の手術で治らなければ、安くてもまったく意味がありません。

しかも当院のワキガ手術の費用よりずっと高額なワキガ治療を受けられているケースもたくさんあります。

はじめにかかる費用のことだけを考えるのではなく、目に見えない部分のトータルのコストやきちんとわきがが治る手術なのかどうかなどをしっかり確認した上でクリニックや手術方法を選ばれることをおすすめします。