2016年01月16日
いつもご覧いただいている方はご存知かと思いますが、HIFUというのは高密度焦点式超音波治療法の英語の頭文字をとってHIFUといいます。
病気では前立腺がんの治療にも用いられています。
原理を簡単に説明すると
今の小学生も実験しているのかはわかりませんが、子供の頃、太陽光を虫眼鏡で集めて黒い紙に焦点を当てて紙を焦がしたことがありますよね。
HIFUは似たような原理で、超音波で焦点の部分を加熱・凝固させる方法です。
HIFUで有名なのはウルセラシステム(略してウルセラ)です。
ウルセラはリフトアップ装置としては唯一アメリカFDA(厚生労働省のようなもの)の認可を受けており、当院でもウルセラ治療を熱心に行っており、患者様には人気のある治療となっています。
今回導入したHIFUはベロハイフというもので、その一番の特徴はインモーション式です。
ウルセラは皮膚に当てる部分(プローブ)を固定して超音波照射を行い、線状に1.1㎜間隔に17発とか、0.7㎜間隔に23発を照射します。その17発なり23発なりを打ち終わるとプローブをほんの数ミリずらして次の照射を行います。そうして線状の凝固を繰り返して面状に凝固点を作っていきます。
インモーション式というのはこれとは異なり、機関銃のようにずっと超音波が出続けていて、プローブを固定せず動かし続けて照射を行います。
プローブが小さいので小回りがきき、痛みがほぼないのが特徴です。
また1回あたりの費用もウルセラに比べると安価に行うことができます。
範囲によって費用は異なるのですが、ウルセラは20万を超える費用となりますが、ベロハイフは1回5万円で受けることができます。
ただ単にウルセラのかわりになるわけではなく、その方の状態やご希望等によって使い分ける治療となります。
HIFU自体はたるみ治療の中でも強力な治療なのですが、ウルセラはそのHIFUの中でも強い治療ですので、HIFUの入門編としてベロハイフをお受けになられてもいいですし、ウルセラの効果の維持のために受けられるのもよろしいかと思います。
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