実は歯医者さん自身が一番たいへんです
歯医者さんは当然ながらアマルガムに接する機会が多いですから、自分自身が水銀に暴露してしまうのです
その結果、髪の毛や尿の重金属チェックをすると水銀が多量にでるということになりやすいようです
個々の患者さんが暴露するのは、自分のアマルガムだけですが、歯医者さんは多くの患者さんの処置を行いますから、暴露量は多くなるのです
水銀の排泄しやすさの能力は人によって異なるのですが、排泄できない人は異常をおこしやすいことになります
また違った意味でも歯医者さんはたいへんです
患者さんのアマルガムを除去するときは、暴露しないように厳重に防御し、さらにビタミンC点滴等をしながら除去することがすすめられているのですが、ビタミンC点滴に保険はききません
しかもアマルガムをつめること自体は保険で認められた処置ですから、『保険で治したのにそれがからだに悪いと言われて、なぜ自分で費用を払って除去しないといけないのか?』と患者さんとトラブルになることも考えられます
歯医者さん自身もこれまでアマルガムの知識がなかったわけですから責められないと思います
難しい問題です