2011年01月25日
バイオアイデンティカルホルモン補充療法というのはききなれないかもしれませんが、ホルモンを補充する方法のひとつで、ヒトのからだの中にあるのと同じ化学構造のホルモンを使ったホルモン補充療法ということです
更年期障害の時に女性ホルモン補充を行いますよね
この場合は、バイオアイデンティカルホルモン補充療法とは異なり、からだの中にあるホルモンとは違った化学構造のホルモンをわざわざ作って使われることが多かったわけです
この化学構造をかえたホルモンを使って行われた試験結果が悪かったことが少し前に報道されて大きなショックをもたらしました
日本では女性ホルモン療法はもともとあまりさかんではないのですが、海外では広く行われているためにショックは大きかったのです
またナチュラルという言葉は、聞こえがいいですが、これもくせものです
天然のものからとったからナチュラルだ
馬のおしっこからあるいは植物からとったからナチュラルだ
ナチュラルなものはからだにいいんだ と言う主張には注意が必要です
天然ものだからといってヒトに必ずあうとは限らないからです
天然のものからとることが大切なのではなく、ヒトのからだの中でうまく作用して、代謝され、不要なものは捨てられて、調節を受けて、副作用がでないということが大切なのです
このためからだのなかにあるホルモンと同じ化学構造式のバイオアイデンティカルホルモンを使われているのです
バイオアイデンティカルホルモンの勉強をはじめた婦人科のあるドクターは、自分が普段していることが怖くなるとおっしゃっておられました
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