2009年08月30日
こんにちは
今回は復習をかねて、前回の内容を違った書き方で書いてみます。
前回は光(レーザー)の波長と照射時間(パルス幅:光がでている時間)が重要だというお話でした。
まず波長については
・色への吸収効率が波長によって異なる
・波長が長くなるほど深く到達する(1000nmくらいまで)
・レーザーは単一波長の光で直進性が強い
ということで前回のグラフを違った書き方にしてみると
波長(nm) レーザーの種類 吸収されやすい色 532 YAG半波長 赤、黒 595 dye 赤、黒 694 ルビー 黒 755 アレキサンドライト 黒 800 ダイオード 黒 1064 YAG (黒、赤、水) 10600 炭酸ガス 水
となります。
照射時間(パルス幅:光がでている時間)については
照射時間が msec以上の長いレーザー(標的が大きなもので熱損傷を与えて
治療)
レーザーの種類 治療対象 dye 血管 アレキサンドライト 脱毛 ダイオード 脱毛 炭酸ガス 脂漏性角化症、ホクロ
照射時間が短い nsec のレーザー(周囲に熱損傷を与えず治療)
Qスイッチレーザー(Qルビー、Q-YAG、Qアレキサンドライト)
治療対象:老人性色素斑、太田母斑、後天性真皮メラノサイトーシス(遅発
性太田母斑様色素斑 ADM)、刺青
となります。
やっぱり難しい・・・・ですよね。
しかしこういった基本が的確な治療をする上では大切です。
もちろん的確な診断があってのことですが・・・
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