さくら美容クリニック

院長ブログ

美容皮膚のお勉強講座③光治療編

2009年09月01日

今日の美肌治療のブームはフォトフェイシャルによる光治療からはじまりました。

ダウンタイムなく(跡がつかないので他人にわからない)、しみ・赤ら顔・くすみ・毛穴・小じわを治療できるものとしてフォトフェイシャルが登場し、人気を博しました。

こうした光治療の長所は

1.レーザーのような単一波長の光でなく、例えばフォトフェイシャルだと560-1200nmまでの広範囲な光(ブロードバンドな光)なので、メラニンに反応する光の領域だけでなく、590nm周辺の赤みに反応する光、もっと長波長の水分に反応する光までを含むので、しみ・赤ら顔・くすみ・毛穴・小じわなどに多彩な効果がある

2.強いレーザー治療と違い、ガーゼを貼る必要もなく、ダウンタイムがほとんどないので、他人に治療を気づかれない

3.一度に顔全体を治療できる

そして逆に短所は

1.1度で改善できることは限られるので複数回の治療が必要

2.レーザーのように深くにまで届かないので、深いシミには効果がない

ということです。

広島院ではフォトフェイシャルの開発者がさらに進んだものをということで開発したフォトRFを使用しています。

この機械はフォトフェイシャルに似た580~980nmの光に加え、高周波を併用しているので、高いエネルギーを安全に皮膚に届けることができます。光だけで高いエネルギーを与えようとすると、光は黒いものに吸収されやすい性質があるので、皮膚が何らかの要因で黒い場合ヤケドをおこすことがありました。高周波は皮膚の色には左右されないので、高周波も併用することによって、より安全に効果を高めることができたのです。

広島院のフォトRFは最上級機ですので

通常のオーロラと呼ばれるフォトRFSR(580~980nm)だけでなく

アドバンスとも呼ばれるSRA(470~980nm)

脱毛用のDS(680~980nm)

リファームと呼ばれるST(700~2000nm)

も装備しています。

SRAはSRより110nm分短い波長領域の光も含み、黒や赤により反応し(前回までの波長とパルス幅の話を覚えておられますか?)さらにパルス幅(光が照射される時間)も半分程度になっているので(つまり強力な光が出るので)しみや赤ら顔への効果がより高くなっています。

STは主に水に吸収される領域の光ですので、しみなどへの効果はほとんどありませんが、真皮を熱することにより、コラーゲンを作り出し、しわやたるみを改善させます。

このように簡単に幅広い治療ができるのがフォトRFによる光プラス高周波治療の特徴です。






   


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