今回も他院術後再発のケースです。
この方の親御さんが以前当院でワキガ手術を受けて完治されています。
にもかかわらず、この方は術後の制限がない手術をうけたいということで他院で吸引法の手術を受けられました。
しかし結局半年で臭いが再発したために今回当院で再手術することになりました。
再発した場合、いったんアポクリン腺を除去したものが、また増えてくるというようなイメージをもたれるかもしれません。
しかし実際にはそうではなく単なるアポクリン腺の取り残しです。(取り残しというかそもそもしっかりとるつもりがない???)
いいかげんな治療でもいったん臭いがましになることがあります。
この場合治療直後はその治療自体のダメージで血流等が悪くなり、アポクリン腺の働きが弱くなって臭いがましになるのですが、そもそもアポクリン腺が取れていないのでダメージからの回復とともに臭いも回復してでてくるわけです。
切開して内部を見たところ、やはりしっかりアポクリン腺が残っています
再発しないようにアポクリン腺をきっちりツルツルに取り除きます。
アポクリンをどれだけ完全に除去できるかによって治療効果はかわります。
傷跡がまったく残らず、ワキガの臭いも完全になくす方法が理想的なわけですが、いまだ100パーセント完全な方法というものはありません。
ワキガの臭いは完全に治した上で、できるだけきれいに治す治療を行うようにしています。
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