当院の美容機器のほとんどがFDA承認の機器です

美容先進国アメリカではさまざまな美容機器が開発されています。

逆に国産の美容機器は一部以外ほとんどなく、海外から購入するしかありません。

その効果と安全性はFDAという日本の厚生労働省にあたる機関の承認をうけているかどうかということでわかります。

FDAの承認を得るにはさまざまなハードルをクリアする必要があるのです。

当院で使用している美容機器のほとんどがFDA承認を受けた機器です。(当然ながら高価です。)

ウルセラシステム、サーマクールCPT、eマトリックス、フォトRF、ゼルティック・クライオリポライシス、QスイッチYAGレーザー、ライトシェアダイオードレーザーなどのFDA承認器があります。

今は使用していませんが、フラクセル2、フォトフェイシャルもFDA承認の機器でした。

1週間前のブログでも書きましたが、本家に似せて作られたニセモノの機器が実は日本でもたくさん使われています。

安くても効果が悪かったり、副作用がでるのであれば意味がありません。

でもこれはクリニック選びにも使えます。

ニセモノを使っているということは『悪かろう安かろうでもいい』と考えていることがわかるからです。

調べれば本物かニセモノかはわかります。

ナチュラルな二重になりました

今回ホクロ除去にお越しになられた方が、以前当院で二重手術を受けておられ、周りの方にも手術を受けたことを知らせておられるようなのですが、ナチュラルな二重だと褒められるそうです。その知人の娘さんが今度受診されるそうです。

二重手術の数珠(じゅず)つなぎはけっこうあります。

数珠つなぎってわからないです?

今日もワキガ再発の手術でした

今日は大阪からお越しになられた方のワキガ手術でした。
いつものように切開して中身を確認するとこの通り
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アポクリン腺がたくさん残っていました。
前回の手術は毛根を残すようにしたようですが、毛根を残せば高率にアポクリン腺も残ります。

これをきちんと除去すると
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これで今後ワキガとワキ汗に悩むことはありません。

圧迫の綿をはずすまで広島に滞在されるということだったので、宮島のろかい船とあなごめし、そしてお好み焼きの情報をお伝えしました。

 

 

医師への警告: 偽造メディカル機器への注意

これも偽造メディカル機器に関する論文です。

Biesman, Brian S., and Neelam Patel. “Physician alert: Beware of counterfeit medical devices.”

Lasers in surgery and medicine46, no. 7 (2014): 528-530.

下記をクリックすると日本語訳が開きます。

偽造品に対する医師への警告_Laser in Surgery and Medicine_2014_表紙付

偽造機器を使っているクリニックに正規の美容機器を販売しているメーカーがクレームを入れたら、『美容機器を高く販売しているお前たちが悪い。だから安い偽造品を使わざるを得ないんだ。』と逆切れされたそうです。

さらにその偽造品での施術を正規の美容機器での施術に見せかけて行うことにもびっくりします。

 

偽造医療器具:安物買いの銭失い

『偽造医療器具:安物買いの銭失い』という論文が発表されています。

Grant Stevens, MD, FACS; Michelle A. Spring, MD, FACS;

and Luis H. Macias, MD

Aesthetic Surgery Journal July 2014 34: 786-788

下記をクリックすると日本語に翻訳したものが開きます。

偽造医療器具_Aesthetic Surgery Journal (G Stevens)

目に見える副作用がでれば、当然消費者もわかります。

効果がない場合には、効果がないと感じると思いますが、明らかには見えません。

そんな治療を受けている人がたくさんおられるということを意味します。

治療費用が高いから効果が高いとは限りません。

しかし極端に安い場合にはどうでしょうか?

しかも安いと思って訪れたのに結局高い治療をすすめられて受けていませんか?

 

 

 

わきが手術でドクターの技術だけでなく、本質がわかる

今日も他院ワキガ手術後の再発のケースでした。

姉妹のうちお一人は当院で手術を受けて完治され、もう1人は他院で手術されて再発し、今回当院で再手術を受けられました。

切開して内部を見てみると
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全部がアポクリン腺ではなく、褐色の部分がアポクリン腺で、黄色い部分は脂肪です。
しかしアポクリン腺がぎっしり残っています。

これを次のようにきれいに除去すると再発することはありません。
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他院で手術を受けられた時にもワキガの臭いはなくなると説明を受けて今回と同じ切る手術を受けられています。

当院では他院のワキガ手術後の再発治療の手術をたくさん行っているわけですが、同じ再発された方でもアポクリン腺の残り方が今回のように『いったいどこを除去したの?』というようなひどい残り方をしているケースもあれば、それほど多量には残っていないケースもあります。

これはもちろん技術が低いから残るのですが、多くの患者さんが再発を訴えるわけですから前回手術をしたドクターは残るのはわかっていて手術を行っているわけです。

でも患者さんにはワキガは治ると説明して手術を行っています。

別に再発しようがどうしようが、その時手術を受けさせることができればそれでいいと考えているということになります。