大阪の高校生の他院ワキガレーザー治療後再発の手術でした

さくら美容クリニック院長の棒谷です。

今回は大阪の高校生でした。

京都でワキガのレーザー治療を4回受けたもののまったく治っていないということでした。

切開してアポクリン腺を露出

しっかりアポクリン腺はありました。

レーザーでどこが破壊されているのかまったくわかりません。

レーザーでワキガが治るという話を聞いたことがありませんし、理論的にも僕には考えにくいです。

すべて除去すると

そして丁寧にアンカー縫合

これでワキガは治ります。

 

 

 

点痣膏 (てんしこう )への注意が呼びかけられています

さくら美容クリニック院長の棒谷です。

SNS上でほくろ、いぼ、しみ等が取れると宣伝されている海外製の「点痣膏 (てんしこう )」(中国語読みで「ディエンジーガオ」)というクリーム に注意するように国民生活センターが呼び掛けています。

国民生活センターのHPはこちら

ほくろはかなり分厚いのでそれを除去するのにクリニックでは特殊な電気メスや炭酸ガスレーザーなどを使用してある程度深く削ります。

シミの場合はさらにダメージの少ないQスイッチレーザーなどを使用します。

それを薬剤で安全に行うのはかなり無理があります。

該当の薬剤は強アルカリだったようですが、これはかなり危険です。

特殊な電気メスやレーザーを使うのは正常組織にできるだけダメージを与えずに除去するためです。

薬剤で化学的なやけどをさせていたようですが、これは薬剤が作用する深さや範囲などがまったくコントロールできませんので非常に危険です。

絶対に使わない方がいいです。

ワキガを治せるレーザーがあると聞いたことがありません

さくら美容クリニック院長の棒谷です。

他院で『ワキガに対し4回レーザー治療を受けたけれど、まったく治っていない』というご相談がありました。

レーザーでワキガが治るとは理論上考えられません。

以前にも同じようなケースがありました。

レーザーは種類や波長、パルス幅などの条件がわかればどんな作用があるのかわかります。

しかしこの方が治療を受けたクリニックのHPにもどんなレーザーなのか詳しく書いていません。

アポクリン腺やエクリン腺がレーザーで選択的に破壊できるとは到底思えません。

脱毛レーザーは毛の周囲がややダメージを受けますがワキガが治るほどダメージは与えられません。毛がなくなるとかえって多汗が気になる方も多くおられると思います。

ワキガ治療レーザーとはどんな理論なんでしょうね?

何十回も治療すれば治るのでしょうか?

この方は4回もレーザー治療を受けて無効だったと言われていますけど。

フォトナ美肌レーザー治療直後の状態です

フォトナ4Dは4種のレーザーで

①スムースリフトで頬のたるみ、ほうれい線を改善

②スムーストーニングで毛穴、赤ら顔、ニキビ跡を改善

③スムースタイトでお肌の引き締め

④スムースピールでくすみ、ハリ、つやの改善

を行います。

僕が治療を受けたので直後の状態をお見せします。

今回は①のスムースリフト以外の3種類のレーザーを当てました。

少し赤くなっているのがわかります。

④スムースピールを行わなければこのように赤くはなりません。

治療中は少し熱い時もありますがだいたいは気持ちいいくらいで痛みがないのがいいと思います。

フォトナ4Dについて詳しくはこちらです。

 

美肌治療レーザーの使い分けはこんな感じ

さくら美容クリニック院長の棒谷です。

HPにも掲載されている美肌治療に使う美容機器の使い分けをバージョンアップしてみました。

この表だけだと完全には理解できず、実際に診察してご希望もおききしないといけませんが、おおまかな印象としてはこのように使い分けています。

これ以外にもシミやたるみには効きませんがダーマペンや水光注射などもあります。

今回はレーザー後わきが再発の注射好きの方でした

さくら美容クリニック院長の棒谷です。

今回はわきがに対してレーザー治療をしたものの治らなかった方です。

脱毛レーザーをすれば毛はなくなったり減ったりしますが、ワキガに効くレーザーというものを聞いたことがなく、理論上も考えにくいです。

レーザーで治せるなら誰も手術は受けずレーザーで治していると思います。

痛みが少なく済むように麻酔の注射も極細針で行いますが、ほとんどの方は針を刺されること自体が嫌だと思いますが、今回の方は注射されるのが好きだということでした

切開しアポクリン腺層を露出

すべて丁寧に除去

そして丁寧にアンカー縫合

これでワキガもワキの多汗も治ります。

多くのレーザーを導入しているわけ

さくら美容クリニック院長の棒谷です。

それはベストな治療を行いたいからです。


当院は全国レベルでみても非常に多くのレーザーを導入しているクリニックです。


正直者なのでより良い治療をよそで行っていればそちらを紹介することになってしまいます。

つまり自分がベストな治療を行っていれば常に自院で治療できるわけです。

切る治療がベストであれば手術をしますし、レーザーなどの美容機器を使った方がいい場合はそちらを選びます。

ワキガ治療は剪除法でしか確実に治せないと考えていますので、ワキガ治療器は導入していません。

たいていの治療は1回で効果がでる

さくら美容クリニック院長の棒谷です。

なかには複数回の治療を行うことが基本な治療もありますが、それでもほとんどの治療は1回で効果を感じることができます。

1回で効果がゼロなら何回受けてもきっと効果はありません。

光治療などは基本的には複数回治療が前提ですが、それでも1回で効果は感じるのが普通です。

はじめから複数回行う前提で説明を受けておらず、1回治療を受けて効果が感じられなかった場合に『効果を出すにはもっと回数を』と説明された場合にはさらに治療を受けるのかはよく考えた方がいいと思います。

当院でウルセラとPRP併用治療を行ったケースです。

治療前

治療後3ヶ月後

副作用としては内出血やしびれなどが生じることがありますが、一時的です。

 

シミの種類に応じた的確な治療が必要です

シミ治療といってもさまざまな種類の治療があります。

一番多く行われているのは、光治療だと思います。

光治療は顔全体に光を照射していきます。

光に反応した部分が数日黒くなることがありますが、治療直後からお化粧できますので、ひとに知られずに治療することができます。

シミを治すことがメインですが、赤ら顔やハリをだすことで毛穴や小じわの治療もかねているのも光治療のいいところです。

デメリットは複数回の治療が必要となることとたるみや毛穴、ちりめんじわなどはもっと強力な治療が必要となることです。

1度の治療で確実にシミを除去したい場合はQスイッチルビーレーザー、ノーマルルビーレーザーやサージトロンなどを用います。

これらの治療は気になるシミを1度で改善できるのがいいところですが、治療後しばらくテープ処置が必要となることや、シミの色が逆に濃くなる時期があるかもしれないことがデメリットです。しかも部分的なシミだけを治すことになります。

肝斑は強い治療を行うと濃くなることがあります。
このため内服薬を服用したり、優しく光治療やレーザー治療、塗り薬による治療などを行います。

ADMという目の下のシミはQスイッチルビーレーザーなどの強いレーザーでしか治せないシミです。しかし他のシミだと判断されて効果のない光治療を長々と行われているケースがありますので注意が必要となります。

ケガをした後のシミはレーザーや光治療は基本的にはできません。この場合は塗り薬による治療などを行います。

どのようなシミかを見分けて的確な治療を行うことが必要です。

とりあえず光治療をしておこうということではダメなのです。

いろんなシミ治療があるのには意味がある

光治療器1台あればなんでもできるとか逆にレーザーが1台あればなんでもできるというようなことはありません。

シミも真剣に治療していれば、いろんな治療器が欲しくなります。(これはシミ治療に限ったことではありませんが)

美容治療器は高額で1千万円する機械なんてざらにあります。

つまり多くの機器を導入するには多額の費用がかかります。

このため導入する機器をしぼって導入せざるを得ないケースも多くあると思います。

元がとれそうな機器だけを選んで導入するわけです。

それはそれで構わないのですが、その機器では治せないシミまで治療するケースが後を絶ちません。

この話は以前もしたことがありますが、今のように多数の機器を持っていない時に自院でベストな治療ができないシミの患者さんに相談を受けた時には○○レーザーを導入しているクリニックで治療を受けた方がいいと他院での治療をすすめた時もあります。

良心をもった人としては当然のことで自慢にもなりませんが、残念ながらそのようにされていないことも多いため美容治療への風当たりが強いこともあるのだと思います。

事前にある程度知識を得たうえで治療方法や治療を受けるクリニックを選ばれることをおすすめします。