小学5年生のワキガ手術

今日は小学5年生のワキガ手術でした。

小学5年生といってもワキの範囲はかなり広い方でした。

まず切開してアポクリン腺を露出

若い人のアポクリン腺は色は薄めで腺体の大きさも小さいことも多いです。

それでも範囲は広いので完全にワキガを治すためにはすべて取り切る必要があります。

アンカー縫合すると

全景がわからないので広さがわかりにくいかもしれませんが、小学5年生としては非常に広い範囲にアポクリン腺が存在しました。

約4時間の手術でした。

以前は若い方の場合成長とともに再発する可能性があるかもしれませんと説明していましたが、誰も再発しないので今はその説明はしなくなりました。

他院で治療を受けて臭いが治ったように感じたのにまた臭いがしてきたという相談を受けることも多いのですが、それは再発ではなく、アポクリン腺が一時的に痛めつけられたために治ったように感じただけで実は取り残しがあるだけだと思っています。

つまりきちんとアポクリン腺を除去すればワキガは治ります。