ワキガ手術後ワキガが再発した方がいないというのは本当なのか?

さくら美容クリニック院長の棒谷です。

当院で手術を行ってからワキガ臭が残っていることが確認できた方はおられません。

『ワキガが治っていない』と主張される方はおられますが、体臭の検査を受けていただいたり、他院で診察を受けられた方もおられますが、ワキにワキガ臭が残っていると診断された方はこれまでおられません。

『まわりの人の反応がおかしい』というのはワキガの確実な証拠にはなりません。

当然のことですが臭いの原因がワキガでなければワキガ手術を行っても臭いは治りません。

PATMという病態も証明されていませんが、もしPATMと呼ばれるような病態があるとして、そうだとすればワキガ手術では治りません。

ワキガの相談と手術を同日に希望される方も多くおられますが、ご本人がワキガだと思っていてもワキガでなければ手術をしても治りません。これだけの理由ではありませんが、相談と手術はまったく別日にすることをおすすめしています。

お子さんがワキガ手術を受けてワキガが治っていないと言われたことはないのですが、これは親御さんがワキガ臭を確認しているためだと思います。つまり客観的にワキガ臭のあるなしが確認できているのです。

術前にワキガの臭いがあると診断することは重要で、特にワキガの臭いが確実でない場合は術前に診察や検査を行っておくことが大切だと思います。

『成長期に手術してもワキガが再発するのでおすすめしない』というような説明を他院で聞いたと言われることがありますが、長年成長期の方の手術を行ってきましたが、再発された方はおられないので治るか治らないかはきちんとアポクリン腺を見分けて除去しているかどうかだけの差だと考えています。

『成長期に手術してもワキガが再発するのでおすすめしない』というようなあいまいな説明は親御さん自身もワキガで苦労した経験があり、お子さんのワキガだけはなんとかしてあげたいという強い思いで治療したにもかかわらず、治らなければクレームになってしまうので厳しめに説明しているのかあるいは治す自信がないのかだと思います。

成長期に手術して治らない手術であれば成人の手術をしてもきっと治らないだろうと思います。

当院は手術時間が長くなってもきちんとアポクリン腺を除去する手術を行っています。