この方も遠方から来られた方で、今回で3回目のワキガ手術で過去に他院で吸引法とシェーバー法で手術を受けておられます。
写真上は前回手術の瘢痕にまぎれてアポクリン腺ははっきりしていません。
瘢痕ごと遺残アポクリン腺を残さぬように丁寧に除去しました。
今後ワキガ臭に悩むことはありません。
この方も遠方から来られた方で、今回で3回目のワキガ手術で過去に他院で吸引法とシェーバー法で手術を受けておられます。
写真上は前回手術の瘢痕にまぎれてアポクリン腺ははっきりしていません。
瘢痕ごと遺残アポクリン腺を残さぬように丁寧に除去しました。
今後ワキガ臭に悩むことはありません。
わきのアポクリン腺をきちんと除去できればワキガは治ります。
におい自体は細菌が関係するとか、食べ物が関係するとか様々なことが言われていますが、アポクリン腺の分泌液が主原因なので、要はアポクリン腺を完全に除去すれば、ワキガは治ります。
じゃあどうすれば確実にアポクリン腺が除去できるのでしょうか?
たとえ話ですが、書いた絵をきれいに消す時はどうすればいいでしょうか?
よく消える消しゴムを使って、目で確認しながらすべてを消せば、絵は消えます。
消えにくい消しゴムを使えば消えにくいですし、きちんと目で確認しながら消さなければ消し残しがでます。
ただそれだけのことなのでよく消える消しゴムを使って、目で確認しながらすべてを消せばいいわけです。
ただ消せばいいわけではなく、強くこすりすぎて紙を破ってしまっては元も子もないので、丁寧にすべてを消すのです。
それにもっとも近いのが直視下剪除法であるというだけです。
直視下剪除法の説明をする時には『これまでこの方法で手術を行ってきて再発がないのであなたも治ると思います。』という説明をしています。
手術前の説明で『アポクリン腺やにおいが7割除去できます』という場合、3割は残るわけです。それは『わきがが治る』という話ではなくそれは『わきが臭が残ってもクレームを言わないでくださいね』という意味です。
10割除去を目指さないとワキガは治らないと思います。
ワキガ手術を行っても、ある程度汗腺を傷つけるだけでワキガの臭いがましになるので、ワキガが治っているかは本当は1年以上経ってみないとわかりません。
1年以上経ってもワキガが再発しなければ、治っていると思います。
でも実際にはワキガ手術を受けられて1年以上経ってから検診に来られる方はまれです。
当院では基本的には長期にフォローをするようにしていますが、クリニックに検診に来るのが面倒になるのか次第に来られなくなります。
ワキガを充分治す自信がない場合は、検診に来てほしくないので、早期に検診を打ち切るクリニックもあると思いますが、当院ではワキガが治ることに自信をもっているので、時間がたって検診に来られてもまったく問題ありません。
今回手術後1年5か月経ってから検診に来られた方は、これまで他院で2回手術を受けられていて、1度目は吸引法による手術を受けたものの再発、2度目は剪除法による手術を受けたもののまた再発し、そして3度目の手術となる当院での剪除法での手術でやっとワキガが治られたのでした。
すごく感謝されました。
うれしいですね
以前2回他院でワキガ手術を受けられていて、1回目は3~4年前に中部地方でミラドライによる治療、その後2回目は東京で剪除法によるわきが治療を受けられたものの結局わきがが治らず、仕事仲間にわきがの臭いを指摘されて落ち込んで、遠方に住まれているにもかかわらずこちらに相談に来られて手術をうけられました。
今回が3度目の手術となります。
まだ当院での剪除法での手術をして間もないですので、いまわきが臭がしなくても、わきが臭が無くなっているかどうかを判断することはできないのですが(わきがが治っている自信はあるのですが、客観的に判定できないだけです)、術後の傷の経過が以前の手術より良いとお褒めをいただきました。
わきが手術は広範囲にアポクリン腺を取り除くのですが、取り除いた部分は皮膚が浮いてしまいますので、それを血がたまるトラブルなく、再度元どうりに皮膚を貼り付ける作業が必要となります。
このために僕はたくさん皮膚を縫い付けます。これをアンカー縫合といいます。アンカーというのは舟が流れないようにつないでおく⚓いかりのことです。
アンカー縫合自体がまれに線状に残ることがあることを嫌って、アンカー縫合を少なくしかしない術者もいると思いますが、アンカー縫合を十分行わなければ、皮膚が浮いてその部分に血がたまって線状の傷どころではなくなってしまいます。
今回もアンカー縫合をたくさん行っているからこそ経過がいいと感じられているわけです。
アンカー縫合を多数行うのには非常に時間がかかり、そのために手術時間が長くなっているのですが、アンカー縫合をたくさん行うからこそ、広範囲のアポクリン腺を取り除けていて、再発のないわきが手術を行えているわけです。時間がかかってもこれからも再発のない丁寧な手術を続けていこうと思います。(ちなみにこの方が2回目に受けられた手術はアンカー縫合をあまりしない方がいいと主張しているクリニックで受けられています)
ミラドライによる治療が何が何でも悪いわけではなく、ワキガの臭いが充分軽減できない可能性があるのに、治るような話をするならそれはダメだと思います。
切る手術は傷跡が残る可能性があります。でも上手に行えばわきがを完全に治すことができると思います。親族や友人、知人に治療を依頼された場合でもすべて剪除法での手術を行っています。
何とかワキガを完全に治したいと東北から手術にお越しいただきました。
これで全国47都道府県のうち、25県目の方の手術となりました。
多くの方に遠方から広島までわざわざお越しいただいています。
考えたらすごいことですよね。
それだけワキガ再発に悩む方がおられるということです。
おみやげ(東北銘菓)をいただきました。
ありがとうございます。
以前ローラーを使ったワキガ手術を受けたもののわきがが再発。
そのクリニックに再度相談にいったもののらちがあかず、はるばる九州から広島まで治療に来られました。
アポクリン腺が残っていても、前回の手術の瘢痕の具合によっては、アポクリン腺がわかりにくい方もおられます。
しかしこの方の場合は右脇はワキの前方、左脇はワキの内側と真ん中にアポクリン腺が残っているのがはっきり確認できました。
赤線で囲んだ部位にアポクリン腺が残っているのがわかります。
これを含め汗腺の層を全体を丁寧に除去
これで今後わきがに悩むことはありません
半年前に他院で剪除法のワキガ手術を受け、2ヶ月ほどは臭いがなくなったものの再び臭いがするようになったということでした。再発していることを手術したクリニックで言っても『問題ありません』ととりあってさえくれなかったということで、いろいろ情報を検索した結果当院に相談に来られました。
わきを見てみると毛が一面にたくさん生えていました。
きちんとアポクリン腺を除去すると自然に毛根が除去されてほとんど毛が生えなくなってしまうので毛が多く残っているということはアポクリン腺が残っているのではないかという疑いをもちます。
毛を残そうとして除去を甘くすることも理論上は可能ですが、臭いが残る可能性は高くなりますので当院で行うときには毛を残そうとはしません。
でもご本人はこのような説明は事前に聞いていないということでした。
剪除法がわきがを治すうえで一番確実な方法ですが、剪除法だから安心というわけではなく、誰に手術をしてもらうのかということも重要なことです。
1回目の手術はAクリニックで吸引法の手術を受けまったく臭いが軽減せず、
2回目は別のBクリニックで剪除法の手術を受け、はじめはよかったものの半年もしないうちに臭いが再発し、わきがの臭いの再発をクリニックに伝えると『もう殺菌剤入りの制汗剤を使うしかない』という説明をするだけだったということです。
3回目にさくら美容クリニックに来られて、今回も剪除法の手術を行いました。
僕は1年以上わきが臭がしなくなってはじめて治ったと考えており、手術後まだ1年経っていないので、理屈の上からは治ったとは言い切れませんが、これまでの経験からもう治っていると思います。わきが臭がなくなり快適になったため、検診時にお子さんのわきがの相談を受けました。わきがは常染色体優性遺伝なので高い確率で遺伝します。
でもわきがはアポクリン腺が原因ですので、アポクリン腺をきちんと取り除けばわきが臭はなくなります。
今回も他院術後再発のケースで前回の手術はご本人によると吸引法だったということですが、切れ目が少し大きかったので、マイクロシェーバーなどを使った方法だったのかもしれません。
この方ははるばる神奈川県からお越しいただきました。
遠方からお二人でわきが治療に来られたのですが、おひとりは他院で手術を受けられて再発したケースです。
もうおひとりは今回の手術がはじめてのお子さんです。
今日は再発の方の手術でしたが、右はアポクリン腺が局所的に残っていて、左はまばらに残っている印象でした。
すべて丁寧に取り除くと
これで47都道府県中21県の方が当院で治療を受けられたことになります。
遠方からご来院いただきありがとうございます。
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