ワキガを確実に治すには?

わきのアポクリン腺をきちんと除去できればワキガは治ります。

におい自体は細菌が関係するとか、食べ物が関係するとか様々なことが言われていますが、アポクリン腺の分泌液が主原因なので、要はアポクリン腺を完全に除去すれば、ワキガは治ります。

じゃあどうすれば確実にアポクリン腺が除去できるのでしょうか?

たとえ話ですが、書いた絵をきれいに消す時はどうすればいいでしょうか?

よく消える消しゴムを使って、目で確認しながらすべてを消せば、絵は消えます。

消えにくい消しゴムを使えば消えにくいですし、きちんと目で確認しながら消さなければ消し残しがでます。

ただそれだけのことなのでよく消える消しゴムを使って、目で確認しながらすべてを消せばいいわけです。

ただ消せばいいわけではなく、強くこすりすぎて紙を破ってしまっては元も子もないので、丁寧にすべてを消すのです。

それにもっとも近いのが直視下剪除法であるというだけです。

直視下剪除法の説明をする時には『これまでこの方法で手術を行ってきて再発がないのであなたも治ると思います。』という説明をしています。

手術前の説明で『アポクリン腺やにおいが7割除去できます』という場合、3割は残るわけです。それは『わきがが治る』という話ではなくそれは『わきが臭が残ってもクレームを言わないでくださいね』という意味です。

10割除去を目指さないとワキガは治らないと思います。

 

 

 

 

2時間だと楽なほうのワキガ手術

今回の手術も遠方の方のわきが手術でした。

遠方から来られる方が本当に多くなっています。

今回は初回手術であることと範囲がそれほどひろくなかったので、約2時間で手術が終わりました。

いつも他院再発の範囲の広いワキガ手術を行っているためか2時間の手術だと短く感じます

短いとはいっても2時間かけ丁寧な手術をおこなっており、2時間かけてワキガ手術を行うところは少ないと思います。

先日の他院ワキガ再発の方は4時間かかりましたが、どの方に対しても手抜きはいっさいなしの丁寧な手術を行っています。

地方にもかかわらず・・・

全国47都道府県のうち、すでに27都府県の方が当院にわきが治療に来られました。
 
地方から東京へ行くのは交通網が整備されていますが、地方から地方の広島へ来られるのは手間も時間もお金もかかることがあります。
 
にもかかわらず多くの方に広島までお越しいただいていることになります。
 
昨日の手術の方も遠方から来られた方で以前も他院で剪除法による手術を受け、再発した方でした。手術をしてみるとアポクリン腺がかなり残っていました。この方が以前手術を受けたクリニックは先日他院手術後再発で当院で手術を受けられた方とたまたま同じクリニックでした。以前の手術は両脇で1時間半ぐらいだったようですが、当院での手術(剪除法)はわきが広かったこともあり、約4時間かかりました。
 
『ここで治療を受けて良かった』と思っていただけるようにこれからも丁寧な手術を行い、無再発記録を伸ばしていきたいと思います。

3回目のわきが手術を受けられた方が喜ばれていました

以前2回他院でワキガ手術を受けられていて、1回目は3~4年前に中部地方でミラドライによる治療、その後2回目は東京で剪除法によるわきが治療を受けられたものの結局わきがが治らず、仕事仲間にわきがの臭いを指摘されて落ち込んで、遠方に住まれているにもかかわらずこちらに相談に来られて手術をうけられました。

今回が3度目の手術となります。

まだ当院での剪除法での手術をして間もないですので、いまわきが臭がしなくても、わきが臭が無くなっているかどうかを判断することはできないのですが(わきがが治っている自信はあるのですが、客観的に判定できないだけです)、術後の傷の経過が以前の手術より良いとお褒めをいただきました。

わきが手術は広範囲にアポクリン腺を取り除くのですが、取り除いた部分は皮膚が浮いてしまいますので、それを血がたまるトラブルなく、再度元どうりに皮膚を貼り付ける作業が必要となります。

このために僕はたくさん皮膚を縫い付けます。これをアンカー縫合といいます。アンカーというのは舟が流れないようにつないでおく⚓いかりのことです。

アンカー縫合自体がまれに線状に残ることがあることを嫌って、アンカー縫合を少なくしかしない術者もいると思いますが、アンカー縫合を十分行わなければ、皮膚が浮いてその部分に血がたまって線状の傷どころではなくなってしまいます。

今回もアンカー縫合をたくさん行っているからこそ経過がいいと感じられているわけです。

アンカー縫合を多数行うのには非常に時間がかかり、そのために手術時間が長くなっているのですが、アンカー縫合をたくさん行うからこそ、広範囲のアポクリン腺を取り除けていて、再発のないわきが手術を行えているわけです。時間がかかってもこれからも再発のない丁寧な手術を続けていこうと思います。(ちなみにこの方が2回目に受けられた手術はアンカー縫合をあまりしない方がいいと主張しているクリニックで受けられています)

ミラドライによる治療が何が何でも悪いわけではなく、ワキガの臭いが充分軽減できない可能性があるのに、治るような話をするならそれはダメだと思います。

切る手術は傷跡が残る可能性があります。でも上手に行えばわきがを完全に治すことができると思います。親族や友人、知人に治療を依頼された場合でもすべて剪除法での手術を行っています。

アポクリン腺がいっぱい~ワキガ再発の手術

今回も他府県から来られたワキガ治療後の再発のケースです。

以前の治療は機器を使ったワキガ手術だったようです。

手術台に寝転んでいただいて手術するわけですが、その前に座った段階ですでにワキガ臭がしていました。以前治療を受けられているにもかかわらずです。ご本人はひとに気づかれないように隠すのが大変だっただろうと思います。

今回は切る手術ですので、切り開いて内部を見るとアポクリン腺が驚くほどぎっしりありました。

前回本当に治療したのかというくらいたくさんのアポクリン腺が残っていました。

すべてきれいに取り除き手術を終えました。

これでワキガ臭に悩むことはありません。

今日も遠方の方のわきが手術でした

今回の方は東京でした。

遠方からお越しいただいている方は、多くの場合は手術から4~5日目のワキの圧迫のガーゼを除去するまでの数日間は広島に宿泊されているようです。

遠方から来られる方がかなり増えています。要は再発が多いことと近くで確実に治してくれる施設がみつからないようです。

 

 

 

再発のないわきが手術

さくら美容クリニックでワキガ手術を受けられた方はわかりますが、手術後長期にフォローし経過をみています。

傷跡をできるだけきれいに治すためと、再発がないことを確認するためです。

ワキガ手術後の再発は、アポクリン腺がまったく除去できていないケースでは直後から臭いが再発しますが、アポクリン腺が充分除去できていなくても手術によってワキの皮膚にダメージが残っていると半年くらいは臭いが改善することがあります。このため本当に治ったかどうかは1年以上経ってからを判断することが必要です。

手術の結果に責任を持ち、自信があるクリニックでは長期にフォローしようとします。これは再発しないという自信があるからこそできることでもあります。

今回の手術でワキガは治ります

15年前に他院でワキガ手術を受けて、1ヶ月で再発したそうです。

切開して内部を確認してみると確かにアポクリン腺がたくさん残っていました。

今回は丁寧にアポクリン腺をすべて取り除きましたので、今後ワキガ臭に悩むことはありません。

日本全国からわきが手術に来られています

47都道府県中25都府県の方が、私のクリニックでわきが手術を受けておられると思っていたのですが、久しぶりに数えてみると26都道府県の方が受けられていました

遠くは東北から時間をかけて広島まで手術に来られています。

何とかわきがを根治したいとわきが臭を完全に治せる手術を求めておられる方がいかに多いのかがわかります。

ゴールデンウィークに手術希望される方も多く、明日のわきが手術の方もあさってのわきが手術の方も他院手術後の再発のケースです。

目で見ながらアポクリン腺を丁寧に完全に取り除く直視下剪除法で手術を行っています。

2年経ってもわきがの再発はありません

ワキガ手術を受けられてから約2年目に診せにこられた方がおられました。

この方も他院わきが手術後の再発のケースです。

手術後かなり時間が経過したので、わきがの臭いがないかたずねましたが、残っていないということで喜ばれていました。

いいかげんな手術でも手術後半年くらいは臭いが軽減することがあります。

このため手術後1年以上経ってからでないと本当に治っているかどうかはわかりません。

僕が手術して手術から1年以上たってから検診に来られた方にはこちらから必ずたずねます。

『ワキガの臭いは残っていませんか?』と。

この10年以上僕が手術して再発したことはありません。