今回は再発ではなく初回のワキガ手術でした。
なぜ当院でワキガ手術を受けられることにされたかたずねると『再発するのがイヤでブログで丁寧な手術をしているのを見てここなら大丈夫だろうと思った』ということでした。
切開してアポクリン腺を露出
アポクリン腺の腺体は小さめですがたくさんあります。
すべて丁寧に除去
そしてアンカー縫合
ご期待通りワキガは完全に治ります。
今回は再発ではなく初回のワキガ手術でした。
なぜ当院でワキガ手術を受けられることにされたかたずねると『再発するのがイヤでブログで丁寧な手術をしているのを見てここなら大丈夫だろうと思った』ということでした。
切開してアポクリン腺を露出
アポクリン腺の腺体は小さめですがたくさんあります。
すべて丁寧に除去
そしてアンカー縫合
ご期待通りワキガは完全に治ります。
他院でマイクロリムーブ法、さらにはミラドライを受けたもののワキガは治らず、今回当院での剪除法手術となりました。
切開してアポクリン腺の層を露出します。
先ほどの写真でははっきりアポクリン腺がわからないかもしれませんが次の写真でははっきりアポクリン腺が残っているのがわかります。
瘢痕もアポクリン腺もすべて除去
そして丁寧にアンカー縫合
今回の手術でワキガのワキの多汗も治ります。
今回も他院ワキガ手術後の再発というか1度も治っていないケースです。
当院での手術前の状態です。
右わき
わき毛がなくなっているところはほんの少しだけです。
わかりやすいように毛がない範囲を赤線で、毛の範囲を青線で囲ってみました。
これは赤線の範囲しか手術されていないと考えられるのでワキガは治っていなくて当然です。
左わきも
同じようにマークを付けると
毛のない範囲は右よりさらに狭いです。
切開してアポクリン腺の層を露出
膜を除去してみると
毛根とアポクリン腺が見えます。
すべて丁寧に除去
左のアポクリン腺除去を終え、アンカー縫合を行ったところです。
はじめの左わきは
青線で囲まれた毛の範囲より広くアポクリン腺を除去しているのがわかります。
これでワキガもワキの多汗も治ります。
当院でワキガ手術を受けられて13年経った方のワキを診せていただく機会がありました。
右ワキ
左ワキ
僕たちはワキガの手術を受けたということを知っている上で見るので傷跡はここかなという目でみて少しわかる程度です。
知らなければこのワキを間近でみても手術を受けたことはきっとわかりません。
時間が経ってから傷の経過を診せていただくことがあまりないのでどのくらいが普通なのかがわかりませんが、当院のように『完全にワキガが治るきっちりした手術をするとみんなひどい傷が残る』というわけではないことがわかると思います。
もちろんワキガの再発はありません。
このような結果を得るためにワキガをなくすだけでなく、できるだけきれいに治すために多数のアンカー縫合も行い、時間をかけた丁寧な手術を毎回行っています。
さまざまなワキガ治療がありますが、その中でも当院は最も確実なわきが治療だと考える剪除法で手術を行っています。
しかし剪除法という方法で手術を行っているところはたくさんあると思います。
このため『同じ剪除法なのにどこが違うのか?』というご質問をよくいただきます。
これは剪除法に限りませんがカウンセリング時に『ほとんど臭いが治る』とか『8割治る』とか説明する場合は要は『治らないことがある』と言っているのです。
これは悪くとれば手術後に患者さんに『臭いが残っている』と言われた時に『完全になくなるとは言っていない』と言い訳するためです。本当は100%再発していても患者さんにはわかりません。
当院のわきが手術の説明は『ほとんど臭いが治る』とか『8割治る』とかいうあいまいなものではなく、『これまで当院で手術を受けて再発した方がおられないのであなたも再発しないと思います』という説明です。
この説明を続けていくためにはひとりひとりずっと再発させない手術を行う必要があります。
この積み重ねで今があります。
ワキガ手術についてよくいただくご質問をQ&Aにまとめました。
お子様のワキガ手術について、よくいただくQ&Aはこちら
県外に住まれている方から、ワキガ手術についてよくいただくQ&Aはこちら
ワキガ手術全般について、よくいただくQ&Aはこちら
昨日の方は
本日の方は
縮尺が違うので比較しにくいかもしれませんが、タイオーバー固定をするための周囲の黒い糸が前日の手術は12本(6×2)、本日の手術は16本(8×2)です。
これはアポクリン腺が存在した範囲が広かったので剪除した範囲も広くなっているのです。
今回もアポクリン腺はしっかりありました。
きっちり除去
これでワキガは治ります。
約2時間半の手術だったので当院のわきが手術としては短めです。
しかしアポクリン腺はすべて除去しています。
アポクリン腺はプリプリでわかりやすいタイプ
すべて丁寧に除去
アンカー縫合後です。
当院の手術としては狭めですが、それでも一般的に行われるワキガ手術よりは広範囲だと思います。
再発でしかもわきの広い方の手術が続きましたが、今回は初回のワキガ手術でした。
切開して反転させると
いつもの全面のプリプリのアポクリン腺ではないのでわかりにくいですが、実はアポクリン腺はたくさんありました。アポクリン腺が見えているところにマークをすると
先ほどのマークをつけていない写真に戻ってみてみるとプリプリしているのがわかります。
瘢痕状の白い組織の下にアポクリン腺が隠れているのです。過去に手術を受けられたわけではないのですが制汗剤でワキがあれるなどを繰り返して瘢痕ができていたのかもしれません。
白い組織ごとアポクリン腺をすべて除去
広範囲に除去しているので丁寧にアンカー縫合をしています。
これでワキガは治ります。
先日からリング状に毛が残っているわきが再発のケースが続いています。
右わき 多量の毛が残っています。
左わきも同じです。
これだけ毛が残っているということはアポクリン腺も多量に残っています。
切開すると
毛根近くにアポクリン腺が多量に残っているのがわかります。
これを丁寧にすべて除去
アポクリン腺をこのようにきちんとしかもワキに存在するすべてを除去すればワキガは治ります。
47都道府県中40都府県目のわきが手術でした。
この方は今回で3回目の手術で、1回目は約5年前に剪除法2時間弱、2回目は2年前にローラー○○○○法で1時間だったそうです。
今回の当院での剪除法での手術時間はなんと6時間
これは再手術であること、高身長で範囲が非常に広かったこと、そして丁寧な手術をしていることから長時間の手術となっています。
手術前のワキの状態です。毛がたくさん残っていてアポクリン腺も残っていることを予想させます。
アポクリン腺と瘢痕と毛根です
白くべったりしているところも瘢痕です。
瘢痕ごとアポクリン腺を除去すると
今回の手術でわきがは治ります。
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