今日もミラドライ2回治療後のワキガ手術

先日の方もミラドライ2回治療後の方でしたが、今日の方も他院でミラドライを2回受けられています。説明では『完全には臭いはなくならないが、8~9割はなくなる』と説明されたということです。

しかしご本人の体感としては『効果ゼロで臭いが減った感じがしていない』ということです。

『今回は必ずわきがを治したい』ということで当院に治療に来られました。

切開してアポクリン腺を露出

アポクリン腺は多量です。

これだけアポクリン腺が残っている、つまり気のせいではないのでアポクリン腺を除去すればワキガは治ります。

丁寧に除去すると

今回の手術でワキガは治ります。

ワキガ手術についてよくいただくご質問をQ&A形式にまとめました。

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ミラドライ2回治療後再発のワキガ手術

今日はミラドライを2回受けたものの効果は1ヶ月でなくなったというケースです。

切開してアポクリン腺を含む層を露出します

白い瘢痕組織ができているのでミラドライに何らかの作用があるのはわかります。

でも瘢痕組織を除去してみるとアポクリン腺が見られます。

すべて丁寧に除去すると

今日も広範囲の手術となりました。

広範囲のワキガ手術が続いています

今日の方ははじめ地元で治療を受けようと検索すると機械によるわきが治療ばかりがでてきたそうです。

調べていくとその治療では治らないという口コミが多数あり、さらに調べていくうちに当院のワキガ手術の内容を知られて、ここなら大丈夫と信頼いただいて本日の手術となりました。

わきのそばに副乳があり、その周りにも毛が生えていました。

切開してアポクリン腺を確かめるとその部分にもアポクリン腺を認めたためそこも含めてアポクリン腺を除去しました。

アポクリン腺は多量です。

すべて丁寧に除去

広く除去しているのがわかると思います。

両脇で約4時間15分の手術でした。

わきがミラドライ2回治療後の再発の手術

今回は他院でミラドライを2回受けたものの治るどころか逆に臭いが汗がひどくなったと言われるケースです。

『まさかひどくなることなんてないだろう』と僕は思っていましたが、この方以外にも何人も『ひどくなった』と言われる方がおられるので『そんなこともあるのかもしれない』と思い始めています。

今回の方は2回ミラドライを受けておられるわけですが、治療前の説明では1回で30%治り、2回で100%治ると説明を受けたそうです。

1回目の治療は麻酔も治療もナースが行い、2回目はドクターは麻酔をしたたけで治療自体はナースが行ったと言われていました。

わきを切開すると広範囲にアポクリン腺がありました。

すべて丁寧に除去

この方も前後にアポクリン腺の範囲が広い方でした。

目で確認しながらアポクリン腺を除去するので取り残しはありません。

今回の手術でワキガは治ります。

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今回で3回目となるわきが手術

他院でマイクロリムーブ法、さらにはミラドライを受けたもののワキガは治らず、今回当院での剪除法手術となりました。

切開してアポクリン腺の層を露出します。

先ほどの写真でははっきりアポクリン腺がわからないかもしれませんが次の写真でははっきりアポクリン腺が残っているのがわかります。

瘢痕もアポクリン腺もすべて除去

そして丁寧にアンカー縫合

今回の手術でワキガのワキの多汗も治ります。

5回目のワキガ手術でした

これまで吸引法、レーザー、ミラドライ、クアドラカット法でワキガ治療を受けられていて、今回の剪除法で5回目のワキガ治療となります。

ワキの内部はさすがに4回治療を受けられているので瘢痕でいっぱいです。

瘢痕ごとアポクリン汗腺の層を除去

軟膏を塗ってしまっているので素の状態ではありません。

非常に広範囲にアポクリン腺を除去しています。

これまでの治療の影響で癒着が強く、瘢痕も多かったので時間がかかり、5時間を超える手術でした。

 

 

 

ミラドライ後のわきが再発の手術

ワキガの再発と書きましたが、正確にはいったん治ってからまた臭いがしはじめたのではなく、ミラドライを受けたもののまったく臭いが治らなかったケースです。

治療前の説明では臭いはゼロにはならないが8割軽減すると説明を受けたということでした。

いつも通り切開して内部を見ると

この写真ではアポクリン腺の腺体がはっきりわかりませんが、瘢痕の下に多量のアポクリン腺が存在します。8割減っているとは到底思えません。

すべて丁寧に除去すると

薄くピンクに見えるところがアポクリン腺を除去した範囲です。

術前にマークしたオレンジのラインが内側部分以外ほとんど消えてしまっていますが、中央や外側はそのオレンジの範囲よりかなり広い範囲にアポクリン腺が存在し、それを除去しています。これは外から見るだけではアポクリン腺の範囲はわからないということを意味します。だから内部をきちんと見ながら汗腺を除去する剪除法でないと治らないわけです。

左側もアポクリン腺が存在するは広範囲でしたがすべて剪除し、きれいに治すためのアンカー縫合を細かく行いました。

これでワキガは完治します。

 

 

 

医学生のワキガ再発の手術

今回手術を受けられたのは他院で60万近く支払ってミラドライを受けられた医学生です。

再発と言っても正確には一旦治ってから再発したのではなく、『まったく効果がなかった』ということでした。治療前の説明では『1回の治療で8割治る』という説明だったそうです。

60万円近くと『他のミラドライより高額なので効果も高いのだろう』と期待して受けられたそうですがご本人は『効果はゼロ』だと感じられています。

『効果がゼロだと感じているのに2回目のミラドライを受ける意味がない』と思われて『今度は確実な治療を受けたい』ということで当院を選ばれたのでした。

アポクリン腺はどこが減ってるのかまったくわからないくらい残っているので『効果がゼロだ』といわれるのがよくわかります。

アポクリン腺をすべてきれいに除去

広範囲にアポクリン腺はすべて除去しました。

薄く残っているオレンジのマークが手術前につけたマークで赤くなっているところが実際のアポクリン腺除去の範囲(細かく縫っている範囲)です。

わかりやすいように線を加えて示すとオレンジで囲った部分が手術前につけたマークで、青い線で囲った部分が実際に汗腺を除去した範囲です。

手術前につけたマーク部分でもアポクリン腺がなく除去しなかった部分もありますし、逆に手術前のマークより広く除去している部分もあります。

目でアポクリン腺を確認しながら除去しているのでこのようになります。

つまり目で確認しなければアポクリン腺は除去しきれないのです。

剪除法が一番確実な方法なのはずっと目で確認しながら除去しているためです。

また広く除去すればそれでいいわけでなく、それをできるだけきれいに治すためにアンカー縫合も多数行っているのです。このため手術には時間がかかります。たとえ面倒でもよりきれいに治すための処置をしないという選択肢はありません。

医学生も医師も何人もが当院で手術を受けられています。

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今日もミラドライ後のワキガ手術

先日もミラドライで治っていない方でしたが、今回もミラドライを受けたものの汗も臭いも半年で効果がなくなり、体感的には治療前とまったくかわっていないということで当院での剪除法を希望されました。

切開して内部を見ると

削ってみるとアポクリン腺がはっきりわかります。

内側もこれだとわかりにくいかもしれませんが

削ってみるとアポクリン腺がたくさん残っているのがわかります。

アポクリン腺をすべて除去すると

今回の手術でワキガもワキの多汗も治ります。

ミラドライ治療後のワキガ手術

今回の方は他院でミラドライを受けて汗はやや減ったものの臭いがまったく改善されていないということで当院で剪除法によるワキガ手術を希望されました。

普段から臭うわけではなく運動したり、人前で話すなどの時に緊張すると臭いがするということでした。

その時さらさらした汗ではなく、ベタベタした汗がでるのが自分でもわかるということです。

アポクリン腺はアドレナリン作動性つまり緊張したときにかく汗なので理屈にあっています。

切開すると

ミラドライによる瘢痕がみられますので、瘢痕ごとアポクリン腺を除去すると

これをアポクリン腺がある部分全て広範囲に行いました。

あとは縫い合わせて終了です。

これで臭いも多汗も治ります。

この方とは別の方でミラドライ後当院でわきが手術を受けられた方の8か月目の検診がたまたまありました。効果をたずねると『わきの汗はほとんどかかなくなり、少しあった臭いもなくなった』と喜ばれていました。

ちなみにミラドライは2回受けられていて『1回目の効果は3ヶ月でなくなり、2回目の効果は1ヶ月でなくなった』ということでした。