今日も他院術後の再発のわきがアポクリン汗腺除去でした

今日は姫路から手術に来られた方でした。

この方は以前はわざわざ東京まで行って、稲葉式に類する治療を受けたもののわきがはなおらず、制汗剤を使っても汗をかきやすい夏場はワキガの臭いをごまかすことができないため夏場は仕事以外は家にひきこもって外へでないそうです。

友人の結婚式があっても夏場は怖くて参加できず、夏は友人に誘われても遊ぶのもすべて断ってしまうので、悲しいことに『今では友人がほとんどいなくなってしまった。』と話されていました。

手術の時には麻酔をかけてからメスを入れるわけですが、メスで切った瞬間に残っているアポクリン汗腺が顔を出し、アポクリン汗腺が残っていることがはっきりわかりました。この時点でアポクリン汗腺をきちんと除去すればわきがが治ることは確定です。

赤で囲んでいる部分がアポクリン汗腺が見えているところで、ここだけにアポクリン汗腺があるように見えるかもしれませんが、実際にはここはメスで切った切断面だからアポクリン汗腺が見えているだけで青で囲った部分(前回手術の瘢痕部分)を削るとその奥に赤で囲われた部分のようにアポクリン汗腺がたくさん残っていました。つまり脇全体にアポクリン汗腺が残っていたわけですがすべて丁寧に除去しました。

これで夏場もわきがを気にしなくてよくなると思います。

これからの人生がかわるといいですね。

 

通院回数の少ないワキガ治療を受けたい?

当院のワキガ手術は遠方からお越しいただく方も多いので、検診になかなかお越しになられないことがありますが、それでも最低でも4回の通院は必要になります。

本当はもっと通院していただいて診察させていただいて必要な処置があればさせていただく方がいいのですが、遠方の方は交通費が高額になることもあり、難しいこともあるようです。

その4回の通院もできないとおっしゃる方もたまにおられますが、通院回数が少なく済む治療は、きちんとアポクリン腺を除去していないから通院回数が少なく済むだけです。つまり通院回数が少なく済むという基準で治療を選ぶといいかげんな治療を選ぶことになり、結局ワキガが再発してまた別の治療を受けることになると思います。

当院で手術されて1年以上経ってから検診にお越しになった方には『わきがや多汗は治っていますか?』とこちらからたずねます。

治っている自信があるから検診ができて、そうたずねることができるのです。

 

わきが治療 治る手術 治らない手術

わきがの治療方法としては

剪除法、稲葉式に類する手術(ローラー○○○○など)、吸引法(マイクロシェーバーなど)、ミラドライ、ビューホットなどがありますが、

治療方法でなく治療を行った結果からの分類をしてみると

①傷跡が残ることもなく、1度の治療でワキガは完全に治る手術

②傷跡が残ることがあるが、1度の治療でワキガは完全に治る手術

③傷跡もワキガ臭も残ってしまう手術

④傷跡の残りは軽度だが、ワキガの改善は少ないあるいはまったく改善しない手術

に分けることができます。

もちろんベストなのは①の『傷跡が残ることもなく、1度の治療でワキガは完全に治る手術』です。

逆にワーストなのは③の『傷跡もワキガ臭も残ってしまう手術』です。

僕が行っているのは剪除法ですが、この分類で行くと①か②の分類になり、術前の説明は②の説明ですが、傷跡が残ってしまう方も傷跡がほぼなくなる方もおられます。

当院では他院のわきが再発治療もたくさん行っており、ほぼ全国から患者さんが来られています。その方たちは再発している(アポクリン腺の取り残しがある)から再手術を受けているわけで、前記の分類だと③の『傷跡もワキガ臭も残ってしまう手術』か④の『傷跡の残りは軽度だが、ワキガの改善は少ないあるいはまったく改善しない手術』にあたります。

しかしその患者さんたちが初回手術の前に説明されているのは、『傷跡はほとんど残らなくて、臭いはほとんどなくなるかあるいはかなり軽度に改善する』というものです。

割合で説明する場合は『7割から9割なくなる』と説明し、『それで気にならなくなるよ』と説明し、暗に1~3割は残ると説明したことにすることで術後にクレームを言われても『はじめからまったく臭いをなくすとは言っていない』というわけです。

『どんなワキガ治療でもワキガの臭いをなくすことはできない』と説明する場合もあるようですが、当院のようにワキガ手術を行ってワキガが再発したことがないクリニックがあることからもわかるように丁寧な剪除法を行えばワキガを完全に治すことが可能です。

再発のない剪除法によるワキガ手術

ワキガ手術のご相談があり、当院で剪除法のわきが手術を受けられることになりました。


ご家族が一緒にカウンセリングに来られていて、ご家族の方は他のクリニックで2回手術を受けて2回とも再発されたそうで、『再発のないわきが手術を受けさせたい』と希望されて当院に相談に来られたのでした。


その2回の手術は別々のクリニックで受け、2回とも剪除法での手術だったということでした。


剪除法は一番確実にワキガを治すことのできる手術です。再発する剪除法もあるが、再発しない剪除法もあるということを今回の手術で感じていただけると思います。

28県目のワキガ手術を行いました。

再発しないワキガ手術を希望されて、全国からワキガ治療にお越しいただいています。

これまで全国47都道府県中27都府県の方が治療に来られていましたが、交通機関を使って広島に来やすい場所の方はほぼ来られているので、27都府県で足踏み状態となっていましたが、今回これまで来られたことのない県から治療に来られ28県目の治療となりました。

今回も他院でのわきが治療後に再発されたケースです。

今回の方は男性でワキの範囲は非常に広範囲でした。

前回手術による癒着もあり、かなり時間はかかりましたが、手抜きすることはなく丁寧に手術を行いました。

これで今後ワキガに悩むことはなくなります

県外からのワキガ再発の手術

今回も県外から来られたワキガ術後再発の方です。

前回の手術はローラー○○○○法だったということでした。

ワキガの臭いも治っておらず、汗の量も多いままだということでした。

切開して内部を確認すると確かにアポクリン腺がたくさん残っていました。

毛根がしっかり残っているということは前回の除去が不充分だということを伺わせます。

はっきりアポクリン腺が残っています。

これをすべて取り除きました。

今後再発に悩むことはありません。

 

今回もはるばる九州からのワキガ手術でした

今回は九州から来られた方のワキガ他院手術後の再発のケースでした。

手術後の再発というか、手術後まったく臭いがましになったこともないということでした。

ご自身が手術を受けられた時にお子さんも手術を受けられたそうなのですが、どちらも治っていないということでした。


『どうして今回はわざわざ遠くの当院(さくら美容クリニック)で治療しようと思われたのですか?』と尋ねると


『調べに調べてここで治療を受けようと思いました。』と話されました。


局所麻酔を行い、切開して内部を観察してみると、アポクリン腺がしっかり確認できました。

右ワキ 黄色い部分は脂肪で、ぶつぶつした褐色の部分がアポクリン腺です。

そして左ワキ

アポクリン腺が部分的に減っている場所はあるのですが、全体としてはしっかりアポクリン腺が残っていたので、すべてきれいに取り除きました。

これでもうワキガ臭はしなくなります。

お孫さんも耳垢が柔らかいので、ワキガ臭がすれば手術を受けさせたいと言われていましたが、その時に僕が手術しているかどうか・・・・

わきが手術について

いつもブログをご覧いただいている方はご存知かと思いますが、全国47都道府県中すでに27都府県の方がさくら美容クリニックでワキガ手術を受けられています。

今もブログやホームページをご覧いただいた方からたくさんのお問い合わせをいただきますので、よくおたずねいただくことを整理してお答えさせて頂きたいと思います。

・わきがの再発について

城本クリニック広島院として平成17年に広島で開業し、今はさくら美容クリニックとなっており、開業医以来約13年経ちましたが当院でわきが手術された方ではまだ誰も再発を認めていません。

それ以前の勤務医時代に手術した方を含めるともっと長期に再発をしておりません。

アポクリン腺は完全に取り除くようにしていますので、再発がないのだと思います。

・子供さんのわきがについて

『成長期はまだ汗腺ができあがっていないので再発の恐れがあり、手術ができない』と他院で説明されたが困っているとよくご相談があります。当院では一番低学年では小学校4年生で手術を受けられた方がおられます。小学5年生以上の方はたくさん手術を行っており、これまで再発した方もおられませんので、ごく普通に手術を行っています。手術のことが理解でき、局所麻酔が我慢できるのであれば手術は行うことができます。

・通院回数について

カウンセリングの日と手術の日、術後5日目くらいにワキの圧迫の綿をはずす日、術後約2週間目の抜糸の日は最低でも通院が必要です。傷跡が膨らんだり、皮脂がたまる場合、色素沈着を気にされる場合などがありますのでその後も必要に応じて通院が必要となります。

・遠方からお越しいただく場合

基本的にはカウンセリングと手術日は分けており、まずカウンセリングを受けていただき、詳しい説明をお聞きいただいて納得いただいてから後日手術をさせていただくようにしております。強いご希望がある場合カウンセリングと手術を同日にすることも可能ではありますが、事前にお電話やメール等で充分お話をきいていただいてからとなります。

通常はカウンセリングの日と手術の日、術後5日目くらいにワキの圧迫の綿(タイオーバー)をはずす日、術後2週間目の抜糸の日は最低でも通院が必要です。傷跡が膨らんだり、皮脂がたまる場合、色素沈着が気になる場合などはその後も必要に応じて通院が必要となります。

手術を行いいったん地元へおかえりいただいてもかまいませんが、手術してワキの綿を外すまでの5~6日間は広島に滞在される方が多くなっています。

・再発時の保証について

以前は『再発した時には無料で再手術を行います。』と説明していましたが、これまで再発した方がおられないので、今では再発時の説明をすることがなくなりました。もちろんアポクリン腺の遺残によるワキガ臭が残っていれば再手術を行うことはやぶさかではありません。

・手術時間について

20年くらい前は約1時間半くらいの手術時間だったのですが、再発はしないように傷はきれいになるようにと手術方法に改良を加え続けた結果、今では短くとも約2時間半、男性で範囲が広く再手術などの場合には5時間ぐらい手術時間を要することがあります。時間がかかっても手抜きすることなく、丁寧な手術を行っています。

さらに詳しい内容をお知りになられたいようであればクリニックまでお問い合わせいただけますようお願いいたします。

今日も他院ミラドライ2回手術後再発のケースでした

他院で2回ミラドライ治療を受けたもののわきがが治っていないと受診された方の治療を行いました。

2回も受けられたということはかなり高額の治療費を支払われていると思います。

今回当院で行った治療は直視下剪除法です。

外から見ても毛がたくさん残っているので、アポクリン腺がたくさん残っていることは予測がつきます。

局所麻酔を行い、切開して、なかを確認したところ、やはりアポクリン腺がまだたくさん残っていました。

右わき外側

右わき内側

左わき内側

左わき外側

左右共に内側も外側もアポクリン腺でいっぱいです。

これはミラドライ治療自体がそもそも不完全なのか、治療のやり方がまずいのかどちらかなんでしょうね

アポクリン腺の範囲はとても広範囲でしたが丁寧にすべて取り除き、手術時間は約4時間かかりました。

時間がかかってもアポクリン腺はすべて取り除くようにしています。

2回ワキガ治療を受けたけれども治らない?

今日のカウンセリングの方も『他院で○○ドライを2回受けたけれどもまったくワキガが治っていない』というご相談でした。

2回もワキガ治療を受けているにもかかわらず、わき毛はぼうぼうに生えていました。

わき毛がたくさん生えているということは、毛根近くにあるアポクリン腺もたくさん残存しているだろうと予測させます。

ご本人ははじめから切る手術を希望されていたようなのですが、親御さんがまず機械で行う○○ドライをすすめられたようで、それを2回受けたもののまったく改善せず、親御さんがお子さんに薦めたこともあり困惑しておられました。

アポクリン腺が原因のワキガはアポクリン腺を完全に取り除くことで治すことが可能です。

広島で開業してから約13年経ちましたが、当院でワキガ手術を受けて再発した方はまだおられません。