HIFUを受けたのに効果がなかった?

さくら美容クリニック院長の棒谷です。

たるみ相談に来られる方に『他院でHIFUを3ヶ月ごとに5回受けたけれど効果がよくわからない』という話をよく聞きます。


でも当院のHIFUウルセラは通常1度で著明な効果が出て、そもそも短期間に治療を繰り返すことがありません。


その違いはどこにあるのでしょう?


それは適切な場所に適切な強さで適切な量のエネルギーを与えれば効果はでて、そうでなければ効果が低くなるのです。


HIFUは超音波を集めて組織を凝固させる方法です。簡単に言えばお肉を焼いているのです。


よく焼く(ウェルダン)にするのと生焼け(レア)では当然効果は異なります。


レアのお肉をその場で何回も焼けばよりウェルダンになりますが、期間を空けてHIFUを照射して(お肉を焼いて)も照射が弱ければ当然毎回レアに焼けるだけあって何度やってもウェルダンにはなりません。

新型のHIFUは痛くないなどというのも僕は信じられません。

しっかり焼けばやはりそれなりのダメージ(痛み)は生じます。ほとんど痛くなければそれはやけどしていないのです。


つまり適切な強さで適切なエネルギー(照射数)を行うことがとても重要なのです。


また当院では一番有名なHIFUであるウルセラを好んで使っており、4.5ミリ、3.0ミリ、1.5ミリモードがありますが、1.5ミリモードは使っていません。それは僕の効果がある基準に1.5ミリモードが達していないからです。(1.5ミリはその深さにもっと効果的なソフウェーブを好んで使っています)

また適切な場所ですが山を平坦にする場合には当然のことながら山の高いところをよりたくさん削る必要があります。

つまり全体に同じように照射するのではなく、より引き締めるべきところにたくさん照射して効果をだすのです。


HIFUを行って顔がこけたというような話を聞くことがありますが、それははじめの見立てが悪い(治療しなくていい人にしている)かあるいは照射してはいけない場所に照射しているのです。


当院でHIFUウルセラを受けられた方は照射時に注意していればわかりますが、途中照射せずに当て方をかえている瞬間があります。それは画面を見て適切に照射できるように確認しているのです。モニターのないHIFUだと照射部位を画面で確認することもできません。


またHIFUは本当にやけどする治療ですから正確に深部に照射しないと表面がやけどしてしまいます。

HIFUはもともと表面をやけどさせる装置ではありませんので表面をやけどさせるとひどいことになります。

これらの理由からウルセラの照射はスタッフまかせにせず、必ず僕が照射を行っているのです。


こうした条件をクリアすれば効果的なHIFUが可能だと思います。

若返り治療のまとめ③

さくら美容クリニック院長の棒谷です。

今回は若返り治療のまとめ第3回 美容機器によるたるみ治療です。

たるみを美容機器で治す場合はどのような理屈なのか?

原理は簡単です。

皮膚や皮下脂肪を縮めたり減らしたりすることでたるみ治療を行います。

お肉を加熱すると肉が縮みます。

まさにそのようなことを行うわけです。

それを超音波で行ったり、高周波(電気)で行ったり、レーザーで行ったりします。

この治療の代表は以前はサーマクールでしたが、今はウルセラなどの超音波を利用する方法がメジャーだと思います。

高密度焦点式超音波HIFU(ハイフ)ですね。

この分野を切り開いた優秀な機器がウルセラです。

ウルセラのいいところは実は糸のリフトアップのように皮膚や皮下脂肪を単にずらしているのではなく、引き締めて減量しているので、むしろある意味手術に近いと思います。この効果から僕も好んでウルセラ治療をおこなっています。

デメリットは強く行えば痛いことがあります。

痛くない新型HIFUというのは僕は信じていません。

『痛くない=弱い=効果が無い』ということだと思います。

ウルセラでも弱く治療できますが、僕は患者さんが我慢できる程度で強く行っています。

最近浅いところ(深さ1.5ミリ)を強力に治療できる超音波治療器ソフウェーブができ、当院でも導入して患者さんにも好評です。

ウルセラで4.5ミリ、3ミリ、1.5ミリが治療できるのですが、効果のはっきりしない1.5ミリは僕は使っていません。

通常のHIFUでも1.5ミリを治療して確実な効果が出るとは思えません。

このため1.5ミリの層はソフウェーブで行っているわけです。

効果の出ないあるいは弱い治療は僕は好みません。

ワキガ治療もミラドライやビューホットなどは行わず、当院では剪除法しか行わないのは他の治療はワキガをきちんとなおせないからです。だからわざわざ広島の当院へ遠方から患者さんが集まってこられているのです。

効果の高い治療が好きなのは若返り治療も同じです。

しかも顔については傷を残さないことがより大切だと思いますので効果の高い美容機器治療を好んで行っています。

ウルセラPRPですごく若返られていました

さくら美容クリニック院長の棒谷です。

ウルセラPRP治療後の検診がありました。

まだウルセラPRP治療後1ヶ月だったので完成形ではないのですが、効果はバッチリでていてご本人も喜ばれていました。

当院のHIFUウルセラは

まず一番実績のあるHIFUであるウルセラであること

スタッフが照射するのではなく、院長である僕自身が照射すること

工夫を加えてできるだけ強くたくさんの照射をしていること が特徴です。

焼肉をすると肉が縮みます。それを実現しているのがウルセラやソフウェーブなどのHIFUです。

当たり前ですが肉をレアに焼いても縮みません。焼けてないからですね。

中までしっかりウェルダンに焼くとぐっと縮みますよね。

実際には完全にウェルダンにするわけではありませんが、確実な効果をだすために当院のHIFUはしっかり行っています。

 

ウルセラ、ソフウェーブ、フォトナ4D、サーマクールはどう違うの?

さくら美容クリニック院長の棒谷です。

ウルセラ、ソフウェーブ、フォトナ4D、サーマクールはどう違うかについて説明していきたいと思います。

ウルセラとサーマクールはかなり以前から行われているのでご存知かもしれませんが、ソフウェーブとフォトナ4Dは新しい治療です。

共通点はどれもたるみ治療に用いられているということと、この4つの機器はすべてFDA(日本の厚生労働省にあたるアメリカの組織)の承認を受けているところです。要は効果や安全性が公的にきちんと検証されているのです。

日本では歴史的にはサーマクール、ウルセラ、フォトナ4D、ソフウェーブの順に登場しています。

サーマクールは高周波電流

ウルセラとソフウェーブはHIFUと呼ばれる超音波

フォトナはレーザー

を使って行う治療になります。

なぜたるみに効くのでしょう?

肉を焼くと縮みます。機器によって利用するエネルギーは違いますが簡単に例えるならどれも焼肉をした時のように皮膚を縮ませることでリフトアップさせたり、引き締めたりしているのです。

まずサーマクールの説明です。

抵抗のあるところに電気を流すと発熱します。

ドライヤーは熱風が出るわけですが、これは抵抗のあるニクロム線に電気を通すと発熱することを利用して熱くしているのです。(逆に電気を伝える目的の電線は抵抗の低い銅などを利用して電気のロスを防いでいます)

この仕組みを利用しているのがサーマクールです。皮膚自体に抵抗があるので皮膚に電気を流すと発熱し縮むのです。

サーマクールは顔全体が大きく小顔を希望される方におすすめです。

次はウルセラです。機器によるリフトアップの王道はウルセラです。

FDAに承認されていない機器もウルセラと混同するような名前をつけて治療されていることがあるのもそれだけウルセラが有名だからなのです。ウルセラはHIFUと呼ばれる超音波を利用してヤケドを起こします。

虫眼鏡で太陽光を集めると焦点に熱がこもってヤケドします。これを超音波エネルギーで行っているのがウルセラです。点状に皮膚内部にヤケドを多数起こすことで全体として引き締まるのです。

ウルセラは4.5ミリ、3ミリ、1.5ミリの深さを治療できますが、1.5ミリの効果は低いので当院では以前から1.5ミリは使用せず、4.5ミリと3ミリの深さを治療しています。

リフトアップを希望される方にはまずウルセラをお勧めすることが多くなっています。

ソフウェーブもウルセラと同じHIFU治療になります。

しかしウルセラと大きく違うのはウルセラが点状にヤケドするのに対し、ソフウェーブは筒状(棒状)にヤケドさせることができるのと冷却装置がついています。筒状にヤケドするということはよりしっかりヤケドしているのです。しかし冷却装置がついているので表面をヤケドさせずに1.5ミリのところを安全にヤケドさせることが可能なのです。脂肪があって皮膚もたるんでいる場合はウルセラがいいのですが、痩せている方は皮膚だけがたるんでいることがあります。この場合に浅いところを強力に治療できるソフウェーブが有効なのです。あご下や上まぶたやこめかみ部分も皮膚が薄いのでソフウェーブが有利です。

点状でなく深いところを線状にヤケドさせると宣伝しているHIFUもありますが、深いところを本当に線状にヤケドさせれば、神経損傷が起こります。神経損傷をおこさないならそれは線状にヤケドしていないか、ほとんどヤケドしていないかのどちらかだと思います。

フォトナは2種類のレーザーを条件をかえて4種類のやり方で照射します。

4種類のレーザーを使用するので皮膚の浅いところから深いところまで同時に治療できることと4種のうち1つは口の中から照射するのでウルセラより深い層を治療できることが特徴です。

リフトアップだけでなく、美肌も同時に求める方にお勧めの治療です。

その方の顔かたちやどのようになりたいのかによっておすすめの治療が異なりますので、まずはカウンセリングを受けて見られるといいと思います。

ウルセラと他のHIFUは同じなのか?

さくら美容クリニック院長の棒谷です。

他のHIFUがウルセラと同じと称して行われていたり、ウルセラと混同するような名前をつけて他のHIFUが行われていたりします。

つまりそれだけウルセラが一番有名なHIFU治療なわけです。

ウルセラと他のHIFUを両方持っているところも『効果をだすならウルセラを受けてください』とすすめているのも見かけます。

でもひどいケースだとウルセラは痛くて、別のHIFUだと痛くないのでそちらの方がいいとすすめているケースもあります。

本当に痛くないのであれば、痛くないのはそのHIFUが優れているわけではなく、弱く照射しているだけなので実際には効果がでないのです。

HIFUは高密度焦点式超音波の略ですが、新しいHIFUで焦点を少しぼかして痛みを少なくするというような説明をしていることもあります。

焦点をぼかせばそもそも高密度でなくなり温度があがらないので効果がなくなってしまいます。

ウルセラでも出力を小さくすれば痛みを少なくすることは可能です。

しかし当然効果も少なくなるのでそれだとなんのために治療をするのかわからなくなります。

このため当院では効果を上げるために強く治療を行っていますが、単に強く照射するのではなく痛みを抑えるためにさまざまな工夫をしながらウルセラで強く照射する方法をとっています。

しかも効果をしっかりだすために照射をスタッフ任せにせず院長である僕自身が行っています。

彫刻する時にここはより削ってここは残しておくというようなことをしますが、それと同じようにひとりひとりたるみ方やたるみ具合が違うので、それを詳細に観察して部分的にたくさん照射したり、照射を避けるなどするわけですが、スタッフ任せにするとそれができないのです。

またウルセラは深さ4.5ミリ、3ミリ、1.5ミリが照射できますが、1.5ミリの照射は出力が弱すぎて効果が低いため、当院ではウルセラで1.5ミリは治療していません。浅い層を治療した方がいい場合は当院では1.5ミリを強く照射できるHIFUであるソフウェーブで治療を行っています。

さらに4.5ミリより深い深部を口の中から治療できるフォトナ4Dも導入していますし、より表面を治療できるeマトリックスもありますので、今ではあらゆる層の治療がダウンタイムなくできるようになっています。

 

ウルセラシステムとPRP治療の併用で驚くほどの若返り

ウルセラPRP後3ヶ月目の検診がありました。

それぞれ単独でも強力な効果なので、併用するとさらに効果が高く感じます。

目の下のくぼみやゴルゴライン、ほうれい線などのしわくぼみはPRP治療で改善し、頬のたるみはウルセラシステムによって驚くほど引き締まっていました

これだけ効けば切る手術以上の効果だと感じました

しかも傷跡はありませんので、人に治療を気づかれることもありません。

これだけ若返ると若返ったのは気づかれると思います。

でもなぜ若返ったのかは人にはわからないと思います

9ヶ月経ってもウルセラの効果が増している?

ウルセラ治療を受けられる方には『3~6ヶ月かけて効果が進んでいきます』と説明しています。

1ヶ月目だと効果がわかる人もわからない人もおられるのですが、2か月経つとほとんどの方で効果がわかると思います。

今回の9ヶ月目の方は『いまでも効果が増している気がする』と喜ばれていました。

ウルセラは痛いと感じる方もおられますが、この方はあまり痛くないということでした。

でも弱く照射を行っているわけではなく、効果を最大限にするために当院では強く照射を行っています。

連日の効果バッチリのウルセラ検診

今日のウルセラ検診の方は1ヶ月半前にウルセラを受けられた方でした。

顔がキュッと引き締まって明らかに良くなられて喜んでおられました

ご家族にも『顔が小さくなった』と褒められたそうです

最近のウルセラ検診の方は非常に効果の高い方が多くなっています。

 

ZOOM会議が増えて自分の顔のたるみが気になる

コロナのためにZOOMで会議を行うことが増え、自分の顔が画面に丸写しになってしまうため、たるみが気になるということで、ウルセラ治療を受けられました。

まだ治療を行って2ヶ月ですが、すでに効果はしっかりでていて喜ばれていました

HIFU(ハイフ)を効かせるコツ

肉を焼いたり、湯がいたりすると肉が縮みます。

HIFU(ハイフ)でリフトアップできるのはそれに近いことが起きるからです。

表面はやけどしないけれどきちんとしたエネルギーの出る装置で、皮膚や皮下組織をしっかり熱することができれば、必ず縮んで効果はでます。

逆に言えば出力の弱い装置で、弱くしか照射しなければ効果はでません。

当院でウルセラを受けられた方が効果を感じられてリピートされる秘密はそこにあるのだと思います。