今回も他院術後再発のケースです。
正確にいえばビューホット治療を受けた後、臭いは1度も軽減していないということなので、再発ではなく、無効のケースです。
切開してアポクリン腺を露出
大量のアポクリン腺です。
これだけアポクリン腺があれば効果がなくて当然ですね。
すべて丁寧に除去
広範囲で前回のビューホット治療のため癒着もあったので手術時間は長くかかりました。
丁寧にアンカー縫合
今回の手術でワキガもワキの多汗も治ります。
今回も他院術後再発のケースです。
正確にいえばビューホット治療を受けた後、臭いは1度も軽減していないということなので、再発ではなく、無効のケースです。
切開してアポクリン腺を露出
大量のアポクリン腺です。
これだけアポクリン腺があれば効果がなくて当然ですね。
すべて丁寧に除去
広範囲で前回のビューホット治療のため癒着もあったので手術時間は長くかかりました。
丁寧にアンカー縫合
今回の手術でワキガもワキの多汗も治ります。
いつもの今日のワキガ手術の様子です。
アポクリン腺はたっぷりです。
アポクリン腺はすべて除去
そしてアンカー縫合
今回は先日ご紹介した72時間効くエクスパレル麻酔をモニターとして使用しました。
先日のブログはこちら
術後の痛みが軽減して副作用がでなければいいと思いますが、恐ろしいほど高価な麻酔ですので多くの方に使うようになるかはまだわかりません。
わきが手術後9ヶ月目の方のエピソードです。
わきが手術を受ける前は部屋に入ると空気清浄機がすぐにブンブンまわりはじめたのが、手術を受けてから反応しなくなったということでした。
そんなことがあるんですね
興味深い
高密度焦点式超音波治療法(こうみつどしょうてんしきちょうおんぱちりょうほう、High Intensity Focused Ultrasound)の略称がHIFU(ハイフ)です。
超音波を一点に集めることにより、その焦点で高いエネルギーを作ると、その焦点部分は高温になり凝固(やけど)します。
通常の医療の分野でも前立腺がん治療にも用いられている方法です。
美容分野では顔のリフトアップに用いられています。
HIFUは非常に効果的な治療です。
しかし他院で治療を受けたもののHIFUを受けたけれど効果がなく、効果がないと申告すると『3か月おきに何度も受けてください』と言われてとりあってもらえなかったという話をよく聞きます。
当院で説明をお聞きいただくと僕たちが自信をもってすすめているのがわかると思います。
これは治療を受けていただいた患者さんの高い効果をずっと見てきているためです。
当院では1度の治療で高い効果をだすようにしています。
これはたるみ治療に限るわけではなく他の治療でも同じです
例えばわきが手術でも再発のない手術を続けているからこそ自信をもっておすすめできるのです。
この方も関西の方でした。
1回目はかなり以前にイナバ式手術を受けたもののワキガ臭が気になり、5~6年前に東京で2回目の剪除法での手術を受けたものの改善しなかったということでした。
2回目の手術を受ける時にはすでに当院のことも知っておられたようで、東京で手術を受けるか当院で受けるか迷われたようですが、保険で手術を行える東京での手術を選ばれました。そこでの手術中に担当医がアポクリン腺はないので早く終わらせるように助手のドクターに指示していたということでした
病理組織検査も行ったということで、後で結果をきいたところ『アポクリン腺は認められたがこれくらいなら大丈夫』と説明を受けたそうです。どういうこと?
しかし臭いが気になり当院へ手術を受けに来られました。
左右とも前回手術範囲の周囲にアポクリン腺遺残と思われるところがありました。
瘢痕部分はわかりにくいですね。
アポクリン腺の層をすべて除去
そしてアンカー縫合
タイオーバーの糸が11本あります。
これは範囲が非常に広いことを意味しています。
4時間20分の手術でした。
怖がりなので絶対1回の手術で完治されたいと調べてお越しいただきました。
制汗剤をずっと使っていたために肌がごわごわになってしまっていました。
切開してアポクリン腺を露出
そしてすべて丁寧に除去
さらにアンカー縫合
今回の手術でワキガは治ります。
今日の方もアポクリン腺はたくさんありました。
モリモリです。
すべて丁寧に削ぎ取ると
アポクリン腺が存在する範囲をすべて除去してから皮膚を縫い付けるアンカー縫合を行ったところ
これでワキガは治ります。
ワキガが治るかどうかはアポクリン腺を完全に除去できるかどうかにかかっています。
アポクリン腺を完全に除去すれば治るし、除去の仕方が不完全だとワキガも残る
ただそれだけです。
最も確実に除去できるのが剪除法なので当院では剪除法を採用し、アポクリン腺を完全に取り除いているわけです。
もちろん剪除法であってもアポクリン腺を取り切れなければ、ワキガは残ります。
他院手術後の再発の方の話を聞いていると手術前の説明の時に臭いは8割とれるとかほとんどとれるとかいう説明を受けていることが多いようです。
当然ですが物理的に7~8割アポクリン腺を取り除いてもワキガの臭いは残ります。
この場合アポクリン腺の量としては2~3割になっていても患者さんが臭いがすごく減ったと感じられないために再手術を希望される方が多いわけです。
つまり臭いがしないレベルまで減らさないと効果を感じられないことも多々あるということになります。
ちなみに今日カウンセリングに来られた関東のワキガ再発の方はワキに2本の傷跡があって毛はボウボウに生えていました。その時点で手術が不充分なことは予想できますが、ガーゼでワキをぬぐって臭いをかいでみるとはっきりワキガ臭が残っていました。
これでは何のために手術を受けているのかがまったくわかりません。
治療を受けて本当にワキガが治るのか、中途半端な治り方ではないのか、臭いが残っている場合どういった対応をとってくれるのかをしっかり確かめてから治療を受けられた方がいいと思います。
他院で吸引法を受けてワキガが治っていないケースです。
吸引法だと傷跡は残らないかといえばどうでしょう?
皮脂が貯留して膨らんででこぼこしている上に黒く点々になってしまっています。
反対側も多数皮脂が溜まっています。
これは吸引法によるケガのためだと思います。
要は臭いが治らず傷だけ残っている状態です。
アポクリン腺を露出
こちらは瘢痕が分厚いのでアポクリン腺はわかりにくいですね
アポクリン腺をすべて除去
皮脂がたまっていたところが黒い点として見えています。
これはしっかりアポクリン腺の層が除去できている証拠です。
そしてアンカー縫合
瘢痕が分厚かったため剪除に時間がかかりましたが、きちんと手術を終えました。
これでワキガは治ります。
今回が初回手術です。
怖がりなので必ず1度の手術でワキガを治したいと思われて当院を選ばれました。
切開してアポクリン腺を露出
アポクリン腺はたくさんあります。
すべて丁寧に除去
そしてアンカー縫合
隅々までアポクリン腺を除去しているためアンカー縫合の範囲も広くなっています。
これでワキガもワキの多汗も今回1回の手術で治ります。
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