にきび・にきび跡にはeマトリックスがオススメ①

昔はにきび治療と言えば、化膿止めを塗ったり投与したりする治療がメインでした。

しかしそれだけではうまくニキビをコントロールすることができず、美容クリニックがケミカルピーリングをはじめひろまりました。

ケミカルピーリングはできたりつぶれたりしている活動性のニキビに対しては効果的でした。美容クリニックでない普通の皮膚科も自費診療で取り入れるくらい人気がありました。

その後弱いケミカルピーリングのような作用があるディフェリンというビタミンAに構造が似た塗り薬が開発され、世界標準の薬となりましたが日本ではかなり経ってから導入され、今ではニキビ治療の主流の薬の1つとなっています。

しかし激しい活動性のニキビには十分効果がみられませんでした。

激しい活動性のニキビには海外ではビタミンAの飲み薬が使われ、日本でも輸入して使用するクリニックもありましたが、副作用が強く一般的な治療とはなりませんでした。

こうした治りにくいケースでも高周波で皮膚を焼き縮めるeマトリックスは効果的なことが多く、3~5日皮膚が赤くなるダウンタイムはありますが、容易にニキビをコントロールできることが多くなっています。

 

にきびやニキビ跡、毛穴、小じわにはeマトリックスが効果的です

皮膚科で通常のニキビ治療を受けたけれども良くならないということで来院された方の治療経過です。


治療前の状態は

 前-10

活動性の化膿したニキビがたくさんあり、赤みも著明です。

これに対し、eマトリックスを1ヶ月ごとに2回行ったのち2ヶ月後です。

後-10

新しいニキビがなくなり、赤みもずいぶん改善しているのがわかります。

治療回数を増やせば、くぼみや赤みもさらに改善します。

eマトリックスは肌の入れ替え治療です。

eマトリックスについて詳しくはこちらです。

おすすめの毛穴治療は?

今のところはeマトリックス治療です。

高周波で皮膚の表面を部分的に(点状に)やけどさせて引き締める方法です。

考え方としてはフラクショナルレーザーと同じ部類に入る治療となります。

フラクショナルレーザーを考え出しはじめて市場に登場したのが『フラクセル』というレーザーです。

当院でもかなり以前は『フラクセル2』を使って治療を行っていました。

その後さらに効果が高いものを行いたいと考え導入したのが『ブリッジセラピー』でした。

これは炭酸ガスフラクショナルレーザーでその炭酸ガスフラクショナルレーザーの中でも能力の高く、

点状にやけどさせる部分が小さいため高出力で行えたのですが、高出力で行うと効果が高い反面、色素沈着などのダウンタイムが長くなるのが弱点でした。またブリッジセラピーのように小さくやけどできない安価な炭酸ガスフラクショナルレーザーはさらに副作用が大きくなるので、より出力を弱めるしかなく効果が低くなります。

そしてその後行うようになったのが高周波で皮膚を引き締めるeマトリックス治療です。

部分的に皮膚をやけどさせるわけですので3~4日治療部位が赤くなりますが、効果は高くいろんな毛穴治療を行ってきた方にも好評です。

弱点は目のきわきわまでは照射できないことですが、毛穴やちりめんじわ、ニキビ跡治療としては最も優れている治療だと思います。

今できたりつぶれたりしている活動性のニキビにも効果的なことが多く、いろんなニキビ治療を行ったけれど効果がないと言われる方にも行うことがあります。

安価なフラクショナルレーザーで毛穴やニキビ跡を10回くらい治療したけれど効果がないと言われる方でも『eマトリックス』を1回行うだけで効果を感じられることが多いと思います。

先日ニキビ跡に何年もにきび治療薬のディフェリンを塗っても効かないと言っておられる方がいましたが、ディフェリンは今できたりつぶれたりしている活動性のニキビの治療薬でニキビ跡のくぼみには効かないと思います。

ヴィーナスビバ2日目の状態

少し黒い斑点(カサブタ)がついている状態です。

eマトリックスとVENUS VIVAは開発者が同じなので、基本的には似た治療なのですが、VIVAの方は先端が少し突起状になっているので深く作用させることができるのと狭い部位にも当てやすくなっています。

ヴィーナス ビバ 直後の状態

新しい皮膚の入れ替え治療 ヴィーナス ビバ 治療直後の状態です。

自分の額に照射しました。

分類としてはeマトリックスと同じフラクショナルRFなので施術後の状態もeマトリックスと似た感じです。

今後場所や条件を変えながら照射していく予定です。

カウンセリング時に僕が赤い顔をしていればその前に照射しています。

新しい治療器 VENUS VIVA(ヴィーナス ビバ)導入しました。

VENUS VIVAはフラクショナルRFという種類の治療器です。


皮膚を細かくやけどさせて皮膚を引き締めることでニキビ跡や毛穴、小じわ、チリメンジワなどを治療する装置となります。


当院は以前からニキビ跡や毛穴、小じわ、チリメンジワなどの治療にも力を入れて行っており多くのフラクショナル治療を行ってきました。


当初はフラクショナル治療の元祖のフラクショナルレーザー フラクセル2を使用していました。

その後はブリッジセラピーというフラクショナル炭酸ガスレーザーで最も高価な装置を導入して治療を行っていましたが、よりダウンタイムは短く、効果は高いものをということでeマトリックスを行っています。


VENUS VIVAもeマトリックスもどちらもレーザーではなく、フラクショナルRFです。eマトリックスは効果も高く、大きな不満はないのですが、VENUS VIVAはフラクショナルRFでもまた少しエネルギーの出方が異なるので、違った良さがあるのではないかということで導入することとしました。


VENUS VIVAはeマトリックスを作った人が開発にかかわっているのでその辺も安心です。


まずは自分で何度か治療して確認してみたいと思います。


VENUS VIVAにはフラクショナルRF以外にマルチポーラという温めてリフトアップさせる機能もついていて短期間であれば苦痛なくリフトアップすることができます。

さくら美容クリニック開院5周年となりました。

おかげさまでさくら美容クリニックは開院して5周年を迎えることができました。

ありがとうございます。

城本クリニック時代も含めると約15年となります。

この間ずっとワンドクターで診療を行っています。

先日もこの話をしましたが、ワンドクターで診療を行うということはきちんと継続性をもった治療を行えることと責任の所在が明確になります。手術後に『自分を治療してくれたドクターに相談したい』と思っても『そのドクターはもうここにはいないのでどうすることもできません』というようなことがありません。

同じ治療でも常にバージョンアップするように努めていますが、去年導入したのは、①痛みが少ない②スピーディ③脱毛効果が高い④高い安全性をコンセプトにした新型脱毛レーザー『ラインスキャン』でした。

今年は新型の光治療機『フォーマα(アルファ)』をすでに導入しました。

また新しいシワ・毛穴・にきび跡治療機も近日導入予定になっています。

体調不良の原因の大きな原因に小麦と砂糖がある?

小麦(グルテン)アレルギーについては以前にも話題にしたことがありますが、『小麦を食べるな』という本も出版されて売れていますし、またこれも紹介しましたが、プロテニス選手のジョコビッチ選手もグルテンアレルギーで小麦を食べないようにして体調が良くなったことを本にしています。

グルテンが体内に吸収されるのが悪いだけでなく、腸壁にへばりつくことで悪さをするという話もあります。リーキーガットに関連するだけでなく、血液脳関門を破壊するという話もあります。

このため体調の悪い人にはまず小麦と精製糖、果物を食べないように指導して効果を上げているドクターもいます。

小麦と砂糖を10日間やめて試してみれば(3日ではわからない)効果がわかるので、体調が悪い人はまず小麦と砂糖ぬきにして体調の変化をみるというのも一つです。

もちろんジュースもだめですよ。

自分でできるニキビ治療

自分で試してみる価値のあるニキビ予防のひとつは糖質制限です。

糖質制限というと甘いものを食べなければいいと思われている方もおられると思いますが、ご飯なども糖質ですし、たれ類にも糖質は多く含まれています。

またなかにはグルテンアレルギーの方もおられると思います。

グルテンアレルギーだとパンや麺類など小麦製品を食べるのをやめるとてきめんにニキビが少なくなることがあります。

昨今は極度の糖質制限を続けることはからだに良くないと言われていますが、そこまでストイックに糖質制限を続けることは逆に難しいだろうと思います。

まずパン類や麺類をやめてみて状態がかわるかをみてみるなどされてみるといいと思います。

生理のある年代の女性の場合や男性でも運動をよくして汗をよくかいている場合は鉄を補給すると改善することもあります。

ただ鉄はとりすぎるのは危険ですから注意は必要です。

今日来られた方はあちこちの皮膚科でニキビ治療を受けてきたけれどもにきびが治らなかった方で自分で治せる程度をはるかに越えていましたのでeマトリックス治療を行いました。

eマトリックスは効果的なニキビ治療ですので検診が楽しみです。

毛穴・にきび・にきび跡には『eマトリックス』がよく効きます

にきびの標準治療薬として現在はビタミンAの仲間のディフェリン(アダパレン)と過酸化ベンゾイルとその他の抗菌薬があります。

ディフェリンと過酸化ベンゾイルはどちらも皮膚の代謝を改善する薬(毛穴のつまりをとる薬)で、過酸化ベンゾイルには抗菌作用もあります。

過去において日本はニキビ治療については後進国でディフェリンが使えず、その時代はケミカルピーリングが広く使われていました。

2008年10月にディフェリンがやっと国内で認可されました。

さらに2015年4月には過酸化ベンゾイルを含む薬剤も認可されました。

アメリカのプロアクティブには過酸化ベンゾイルが含まれていることからもわかるように、海外ではずっと以前から過酸化ベンゾイルも使われています。

ビタミンAの薬の内服治療は国内では認可されていませんが、以前よりにきび治療はかなり進歩しています。

ただこれらの薬剤には即効性がなく、持続して長く塗り続ける必要があります。

途中にきびが逆に増える時期があったり、乾燥や不快感などもあって続けられない方がおられます。

またすでにくぼんでしまったニキビ跡のくぼみはこのような薬では全く改善できません。

毛穴治療をネットで検索してみるとわかりますが、多くの治療がヒットします。つまり『毛穴治療にはこれがいい』という治療がなかったのです。

その中でeマトリックスは毛穴にもとてもよく効きます。

『毛穴を小さくしたい』『今すぐニキビを治したい』『ニキビ跡のくぼみを治したい』という場合はeマトリックス治療を試してみられることをおすすめします。