以前お姉さんが当院でワキガ手術を受けられて完治されており、今回は妹さんのワキガ手術でした。
アポクリン腺です。
多量にあります。
すべて除去
そして丁寧にアンカー縫合
このように多数のアンカー縫合をするからこそ安心してアポクリン腺を完全に除去するだけ広く手術できるのです。
客観的に見ると、よくこんなめんどうなことを毎日毎日しているなと自分でも感心しますが、それが必要なことなのです。
以前お姉さんが当院でワキガ手術を受けられて完治されており、今回は妹さんのワキガ手術でした。
アポクリン腺です。
多量にあります。
すべて除去
そして丁寧にアンカー縫合
このように多数のアンカー縫合をするからこそ安心してアポクリン腺を完全に除去するだけ広く手術できるのです。
客観的に見ると、よくこんなめんどうなことを毎日毎日しているなと自分でも感心しますが、それが必要なことなのです。
今日も他院わきが術後のケースです。
『ワキガが8割治る』と説明を受けてビューホット治療を受けたものの『ワキガ臭もワキの多汗もまったく治っておらず、まったくの無駄だった』ということでした。
アポクリン腺はたくさんあります。
アポクリン腺を完全に除去
そしてアンカー縫合
今回の手術でワキガもワキの多汗も治ります。
今日のワキガ手術の方は制汗剤によって強くカブレてしまっている方でした。
カウンセリングから手術まで少し期間があったので、まずカブレを治してから手術を行いました。
アポクリン腺はたくさんありました。
アポクリン腺はすべて除去
そして丁寧にアンカー縫合
これでワキガもワキの多汗も治ります。
ほとんどの治療で治療後の検診も行っています。
定期的に検診をしていないのは、ほくろと二重手術くらいでしょうか。
でも何か異常を感じたり、二重手術だと手術後3ヶ月経っても二重に左右差があったり、希望の二重と違っていたりすれば検診に来るように伝えています。
わきが手術を行って1年経ってから検診に来られれば、臭いがなくなっているかも確認しています。
当院ではすべてのカウンセリングも手術も院長である僕が行っていますので、カウンセリングと手術のドクターが違うなどということはありません。
連日のわきが手術ですが、今日もアポクリン腺はたくさんありました。
ピンクでプリプリしているところがアポクリン腺です。
アポクリン腺がある範囲を目で見ながら確認し、すべて除去します。
完全に除去したところです。
手術だけでなく手術後の検診も僕が必ず行っています。
当院のワキガ手術は目でアポクリン腺を確認しながら行う直視下剪除法です。
アポクリン腺は
アポクリン腺を除去すると
アポクリン腺の範囲は人それぞれですので、手術の範囲が異なることになり、アンカー縫合を行っている範囲も異なることになります。
今回の方は前後に長いため丸っぽいですが
左右に長い方もおられます。
どんな形であろうがアポクリン腺は完全に除去します。
本日の手術の方も大量のアポクリン腺でした。
写真でもわかりやすいですね。
取り残すことのないように隅から隅まで丁寧に除去
そしてアンカー縫合
広範囲にアポクリン腺を除去したのでアンカー縫合も広範囲です。
これでワキガは治ります。
ワキガ治療の経過や傷跡のことをたずねられますので、①から⑤まで説明してきましたが今回は10年以上経ってからの状態です。
時間が経ってから、傷跡を見せていただく機会は少なく、実際にどこまできれいに治っているのかは手術している僕たちにもよくわかっていません。
でもいくつか見せていただく機会があったケースをご紹介します。
すべて掲載のご承諾を得ています。
まずお一人目は10年以上前に当院で手術を受けられた方がお子さんのワキガ治療のために来られた時にワキの検診を行った時の状態です。
もちろんワキガは治ったままです。
切った部分が少し白く残っているのと、皮膚をくっつけるためにアンカー縫合をした部分がところどころ白く残っていましたが、かなりきれいな状態でした。
中にはケロイド状に膨らむケースもあるので、全員このように治るわけではないと思いますが、少なくとも全員がひどい傷跡になるわけではないのがわかります。
次は別の方の10年後の状態です。1度目の手術は他院で剪除法を受けられたもののワキガが治らなかっため、当院で2回目の剪除法の手術を受けられた方が手術後約10年経ちました。
当院の手術でワキガは完治し満足されています。
別のブログでもご紹介していますが今回は娘さんのワキガの相談に来られたのですが、その際にわきの検診を行った時の写真です。
今の状態は
色素沈着が薄く残っているのと一部傷跡があります。
傷跡は当院の手術の痕だけでなく前回の手術の影響もあります。
毛は数本生えています。
手術後1ヶ月経ったところから通院されなくなったのでこれまで術後の処置は行っていません。
今回皮脂が溜まっているところは除去しました。
次の方は当院でワキガ手術を受けられて13年経った方です。
右ワキ
左ワキ
僕たちはワキガの手術を受けたということを知っている上で見るので傷跡はここかなという目でみて少しわかる程度です。
知らなければこのワキを間近でみても手術を受けたことはきっとわかりません。
時間が経ってから傷の経過を診せていただくことがあまりないのでどのくらいが普通なのかがわかりませんが、『完全にワキガが治るきっちりした手術をするとみんなひどい傷が残る』というわけではないことがわかると思います。
もちろんワキガの再発はありません。
このような結果を得るためにワキガをなくすだけでなく、できるだけきれいに治すために多数のアンカー縫合も行い、時間をかけた丁寧な手術を毎回行っています。
ただ長期に経過して今回はお子さんのワキガ手術のために来られたり、他の治療に来られたりしている方はご自身がいい経過だから受診されているつまりチャンピオンデータばかりをみている可能性もあると思いながら見ています。
今回ご紹介したケースには傷跡が膨らんで治療を加えたケースがありませんので今後そうした症例写真も作成していきたいと思います。
ワキガ手術後長く経ってからの検診はまれですが、今回は手術後3年の方と4年の方の経過です。
3年目の方は
右ワキはよく見ると少し切開部分がわかりますが、傷があると思いながらみないとわかりません
左ワキは傷自体わかりません
臭いや汗もまったく気にならなくなったままということでした。
4年目の方は
ご兄弟のカウンセリングにたまたまついてこられたので検診を行いました。
まず左ワキです。
次は右ワキです。
今回少し処置を行って皮脂を除去したので、少し赤い部分がありますが、こちらも傷跡は目立ちません
汗も臭いもなくなり、快適だということです
もちろん全員傷跡無く治るわけではありませんが、ワキガの臭いはなくなり完治されています。
今日は出雲の小学生のワキガ手術でした。
ブログにすべての方を載せているわけではなく、掲載するかどうかやどこまで詳しく書くかもご相談して掲載しています。
アポクリン腺です。
子供でもアポクリン腺の腺体が大きいこともありますが、今回は腺体は小さめです。
取り残さないように注意しながらすべてのアポクリン腺を除去します。
そしてアポクリン腺を除去した皮膚をアンカー縫合でもとの位置に固定します。
ワキガ手術後の皮膚は(全く同じというわけではありませんが、)ある意味植皮をしているのと同じようなことになっています。
植皮というのはやけどやけがをして皮膚が無くなった部分に他の皮膚を移植することです。
このような場合は皮膚の血流が悪いと治りが悪くなるため、皮膚と下層が密着するためと皮膚がずれないようにアンカー縫合を行うのです。
当院では細い糸で多数のアンカー縫合を行っていますが、これだけ多数のアンカー縫合を行うからこそ、アポクリン腺を広範囲に取りきることが可能となり、わきがをきちんと治せることにつながっているのです。
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