右4回目左3回目のワキガ手術でした

さくら美容クリニック院長の棒谷です。

今回も他院術後再発で愛知の方でした。

右わきはこれまで吸引法、皮膚切除法、ミラドライ

左わきは吸引法、ミラドライ

を受けられていて今回当院で剪除法の手術となりました。

はじめて皮膚切除でワキガ治療されているのを見ました。

教科書にはありますが、皮膚切除で脇全体のアポクリン腺を除去できるはずもなく現代では行われていない手術方法だと思っていましたが行っている施設があるようです。要は少しマシになればそれでいい(治らなくてもいい)と思っているということだとしか考えられません。

驚きました

切開してアポクリン腺層を露出

ブルーに見えているのは皮膚切除した時に皮膚を縫い合わせた糸だと思います。

こちらにも糸があります。

瘢痕ごとアポクリン腺層を除去

そして丁寧にアンカー縫合

非常に広く手術しているのがわかると思います。

術前にワキガ臭は確認できませんでしたが、アポクリン腺遺残が臭いの原因であればこれでワキガ臭は治ります。

 

 

わきがミラドライ2回治療後再発の方の手術

さくら美容クリニック院長の棒谷です。

今回もミラドライ後の再発です。

1回治療後やや臭いがましになったものの臭いが気になり、2回目を受けても臭いは改善しなかったということで当院での剪除法での治療を希望されました。

切開してアポクリン腺を露出

アポクリン腺はたくさん残っています。

剥がしたところに指を挿入してみると

うすくて見えにくいのですが手術前にこの場所まではアポクリン腺があるだろうというところにオレンジ色のマジックでマークしていてその先に指が入っているので術前に予想したより広くアポクリン腺が存在したことがわかります。

わかりにくいと思うのでマークを付けてみます。

赤色のところにオレンジの線があります。

緑色のラインのところまでアポクリン腺が存在したのでそこまで剥離しています。

つまり直接目で見ないとアポクリン腺の範囲はわからないのです。

アポクリン腺をすべて除去

そして丁寧にアンカー縫合

非常に広い範囲を手術しているのがわかります。

直接見ているからこそ手術前の予想範囲より広く手術できているわけです。

今回の手術でワキガは治ります。

沖縄の方のワキガ再発の手術

さくら美容クリニック院長の棒谷です。

今回は他院術後で沖縄の方のワキガ再発の手術でした。

患者さんは当初レーザーとおっしゃっていましたが、よく話を聞くとHIFUによるワキガ治療のようでした。

一時的に少しマシになったと感じられたようですがすぐに再発されたようです。

切開しアポクリン腺を露出

明らかにアポクリン腺が残っています。

すべて除去

そして丁寧にアンカー縫合

今回はワキガはきちんと治ります。

熊本のワキガ剪除法術後再発の方の手術

さくら美容クリニック院長の棒谷です。

今回も他院剪除法術後再発で熊本の方です。

術前のワキです。

前回手術したと思われる毛の少なくなっている範囲をマークすると

毛が生えている範囲より明らかに狭いです。

切開しアポクリン腺層を露出

毛がたくさん生えているということはアポクリン腺の除去の仕方が不充分だということを意味します。

瘢痕ごとすべて除去すると

そして丁寧にアンカー縫合、アンカー縫合の部分がアポクリン腺を除去した手術範囲です。

もう一度他院でのワキの手術範囲と並べてみると

手術範囲の広さがまったく違うのがわかります。

今回の手術でワキガは治ります。

 

ワキガ再発3度目のワキガ手術でした

さくら美容クリニック院長の棒谷です。

今回も他院ワキガ手術後の再発です。

1回目はローラークランプ法、2回目は剪除法手術をどちらも他院で治療を受けたものの臭いは残り、当院での手術を希望されました。

切開してアポクリン腺を露出

パラパラと周囲にアポクリン腺が残っています。

わかりにくいと思うのでマークすると

赤丸部分がアポクリン腺です。

すべて丁寧に除去すると

そして丁寧にアンカー縫合

癒着がみられ範囲も広範囲でしたので約5時間半の手術でした。

1時間の手術と5時間半の手術は当然結果が違います。

これでワキガは治ります。

1年以上経ってもワキガの再発はなし

今回のワキガのご相談の方も何人もおられたのですが、おひとりは他院で剪除法手術を受けられた方でした。

そこでの術前の説明では、『2つ方法があり、ひとつは6割ワキガの臭いが軽減し、もう一つ(剪除法)は8~9割臭いが軽減する』と説明を受け、この方は後者の剪除法を選択し受けられたにもかかわらず、まったく臭いは治っていません。

ワキをみると多量に毛が生え残っていて、ガーゼでワキをぬぐうと明らかに臭いが残っていました。

これでワキガ治療になっているとはまったく思えませんが、何をどう考えてこのような治療で済ませているのでしょう??

まさか8~9割に臭いが軽減するのではなく8~9割臭いが残るということなのでしょうか?

こうした手術が今でも身近に行われていることに憤りを覚えます。

昨日も今日もワキガ手術後1年以上経った方が検診に来られていたので尋ねました。

『臭いと汗はいかがですか?』

『まったく気になりません』

手術を受けて1年以上経ってから確認してもらったことがありますか?

きちんと行えば剪除法でワキガは治ります。

四国の方のワキガ再発の手術でした

さくら美容クリニック院長の棒谷です。

今回も他院ワキガ手術後再発でした。

以前の手術は1年くらいで元に戻っていたそうです。

切開しアポクリン腺層を露出

瘢痕に覆われていますが一部目視でアポクリン腺が見えています。

アポクリン汗腺層をすべて除去

丁寧にアンカー縫合

これでワキガもワキの多汗も治ります。

 

治るワキガ治療・治らないワキガ治療をイラストで説明

さくら美容クリニック院長の棒谷です。

以前にも掲載したことのある内容です。

再発させないワキガ治療を行うためにはアポクリン腺を たて・横・高さ の範囲を見分けてすべてきちんと除去することが必要です。

たて・横・高さをわかりやすいようにイラストにしてみると

手術前のわきのアポクリン腺の範囲が円柱状だと考えて赤で示すと

そしてこれを完全に除去すると次のようになりワキガが治ります。

アポクリン腺の高さの除去が不完全だと赤の範囲のアポクリン腺が残ってしまい、当然臭いも残ります。

たて・横の平面の範囲が不完全だと周囲にアポクリン腺が残りこれも臭いが残ってしまいます。

そしてどちらも不完全だともっとアポクリン腺が残ります。

完全に治すためには一部だけ除去するのではなく、すべてのアポクリン腺の除去が必要です。

これを確実に実現できるのは丁寧な剪除法だけですので当院では丁寧な剪除法しか行っていないのです。

剪除法・イナバ式ワキガ手術後再発のワキガ手術

さくら美容クリニック院長の棒谷です。

今回もワキガ再発のケースです。

以前他院で剪除法そしてイナバ式ワキガ手術を受けられています。

切開してアポクリン腺層を露出

瘢痕を除去してみるとアポクリン腺が残っています。

わかりにくいかもしれないのでマークすると

すべて除去

 

そして丁寧にアンカー縫合

もちろん掲載の許可はいただいています。

瘢痕化が強かったため手術に約5時間がかかりましたがきちんとアポクリン腺を除去しました。

これでワキガは治ります。

ワキガ不治癒:4回目のワキガ手術

さくら美容クリニック院長の棒谷です。

今回手術を受けられた方はかなり前に東京で剪除法手術

そして最近滋賀でミラドライを2回受けた方です。

汗はやや減ったものの臭いが治らないということで当院での剪除法手術を希望されました。

再発ではなく不治癒と書いたのはいったん治って再発したのではなく、1回も治っていないとご本人が感じれられているためです。

切開しアポクリン腺を露出

もりもり残っているというよりまばらに広範囲に残っているという感じです。

すべて除去

そして丁寧にアンカー縫合

これでワキガは治ります。